あらすじ 人生を大切にしたい方は、使いすぎにご注意下さい。 不思議な力が宿った器物、アンティーク。 今日も贋物を掴まされた美人が嘆いています。 つまり付喪堂の店頭にまたガラクタが増えた訳です。 アンティークは人を選ぶのか、切にその存在を願っている者の手に渡ることがあるようです。 ある少年の話をしましょう。 幼馴染みの恋多き少女のキューピッド役をする少年がいました。 彼は運命の赤い糸を自由にできる指輪を手に入れたのです。 人の運命を握ってしまった少年はどうなるのでしょう? それは本来の出会いを捻じ曲げてしまうわけで……。 あなたならそれでも使いますか? レビュー 雰囲気はより深みを増してきた。 シリーズ4作目のこの巻、3巻で固まった方向性がそのまま継承されている。 アンティークという不思議な道具と、それに関わる人間の物語。 「アンティーク」というアイテムの配置が相変わらず上手い。 決してメイ