クラスにある日、転校生の女の子がやってきた。しかも大勢の動物たちを引き連れて!自分はドルイドだという彼女に、クラス委員長の夏穂は、動物たちを教室から追い出すように言うのだが・・・。 彼女は、大迷惑な魔法の子 ドルイドの少女とごく普通の女子中学生とのガールミーツガール。 アイルランドからやってきたという、ドルイドの超絶美少女シャレイリアが日常の中で巻き起こすドタバタ騒動の下らなさ加減が面白いですね。 クラス委員長であり責任感の強い夏穂が、彼女のフォローに回っているうちに、トラブルの原因だけれども、いつも一生懸命でドルイドの使命に燃えているシャレイリアを徐々に好きになっていくところが乙女の友情+ほんのり百合でニヤニヤ。 シャレイリアは単純に考えてハタ迷惑な厄介者なんですが、彼女の美貌にライバル心をかきたてられて勝負を挑む法香さん、いつもあんまりな扱いを受けてばかりで影の薄い須田くんなど、騒動を
相良宗介を女体化したら自然派に著:志瑞祐 画:絶叫 MF文庫J*1自然の守り手ドルイドの任を受けた転校生シャレイリアが引き連れてきた動物達でムツゴロウ王国状態に陥った教室に、クラス委員の夏穂は――ずれた彼女と世話焼き娘の悪ノリドタバタコメディ。 責任感は強くとも杓子定規ではない夏穂の性格、いわゆる委員長キャラとはちょっとずれています。かなりお調子者な分、『時をかける少女』(細田守) *2のヒロイン真琴に近いかも。 一方のシャレイリアは自然の守り手、動物博愛のナチュラル指向で、短篇版『フルメタル・パニック!』(賀東招二) *3傭兵系の宗介と、方向性は大きく違うものの、常識からのずれの絶対値は同じ。 『フルメタ』が男女カップルなら、本作は女の子同士のボケ・ツッコミ。見つめ合って赤面して終わっちゃう寸止めの健全プレイが嬉しいところは共通してますが、本作は微百合。そこが一味違います。 そういえば千
やってきたよ、ドルイドさん! (MF文庫 J し 4-1)作者: 志瑞祐出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2008/10メディア: 文庫 普段はネタバレ対策のため、発売日からしばらくしてから感想を書いています。ですが、『うぱ日記』を見て、本を買う予定を立てている人がいるかもしれません。なので、今回は、ちょっと早めに感想を書いてみます。『やってきたよ、ドルイドさん!』を購入しようか迷っている人は、参考にしてください。 これで『佳作』って、MF文庫Jの新人賞はどんだけハードルが高いんだよ、と驚きました。『大賞』でしょ、と思いました。で、帯の裏面を読んでみたら、年を四半期に別けて、それぞれに佳作を選出すると書いてありました。で、あとから年間を通しての『最優秀賞』を決めるのだそうです。ということは現時点では『佳作』が最高ってことなのです。納得です。 いえ、なんというか。もう、漫画と
「やってきたよ、ドルイドさん!」志端祐(MF文庫J) 私立森野学園にある日突然、転校生の女の子がやってきた。しかも大勢の動物たちを一緒に引き連れて!! 彼女は由緒正しきドルイド(=自然の守り手)の一族なのだ。……って、ドルイドだかなんだか知らないけど、これではクラスが大迷惑!! 責任感の強いクラス委員長の夏穂は、動物たちを帰すように転校生に言い渡すのだが――。いつも一生懸命、でもどこかちょっとズレてる『ドルイドさん』が巻き起こす数々のトラブルに、世話焼き娘・夏穂が立ち向かいます!! 第4回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>受賞。やめられない・とまらない・サクサク読める日常系コメディ!! 転校生が毎度毎度騒動を起こす学園ドタバタコメディ いい感じに軽いノリに小気味のいいボケとツッコミ、これは楽しい!面白い! この感じ何かに似てるなーと思ったら、フルメタの短編か。ファンタジー要素強かったり視
私立森野学園に通う夏穂のクラスに転校生がやって来た。ホリン・シャレイリアと名乗る彼女が、あろうことか多数の動物たちを引き連れて。由緒正しきドルイドの一族であるというシャレイリアの、世間知らずな行動に迷惑しつつも受け入れていくクラスメイトたち。学級委員長を務める夏穂は、そんなシャレイリアの面倒を見ることにするのだけれど……。 なんというまったり感。 語り部となる夏穂が出会い頭にクマに出会うとか、そんなトンデモな出だしで始まったお話は、ドルイドさんことシャレイリアの登場で、混沌の一途を辿って行ってるような。可憐な美少女な外見のシャレイリアにくらりと来た夏穂が、なんのかんのと彼女の面倒を見つつ、その周囲で起きるトラブルに巻き込まれたり解決したりと、大事件まで発展せずとも波瀾万丈な毎日が続いていきます。あと、夏穂は百合属性あるね! 後半の変態紳士の登場でもう何が何だかな展開に突入して、ごった煮感満
非常にテンポが良い。次から次へとネタが飛び出してくる感じ。とても楽しい。チキン四天王の話なんかひどすぎて腹筋崩壊するほど笑った。ヒロインがドルイドということで、「自然は美しいー」「人間は醜いー」みたいな説教臭い話になるのかと思ったけど、ぜんぜんそんなことなかった。「アイルランド系美少女は美しいー」「英国貴族は変態ー」という話だった。語り手の夏穂さんはクラス委員長なんだけど、生真面目かというとそうではなく、しかし委員長らしい面倒見の良さを持っており、基本的にはツッコミであり、しかしたまにとんでもない隙を見せるときがあって、というのもドルイドのシャレイリアさんに対しては完全に無防備なのである。シャレイリアは基本的にはボケなんだけど、しかし状況への適応能力は高いし、意外にしっかりしている。要するに。夏穂はツッコミだがネコであり、シャレイリアはボケだがタチなのだ。決して百合度が高い作品ではないけれ
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