生後1カ月の長男にシャワーで熱湯を浴びせて大やけどさせたとして、大阪府警豊中南署は8日、豊中市豊南町西3、警備員、源野久義容疑者(33)を傷害容疑で逮捕した。同署によると、「シャワーを高温にしていたのを忘れていた」と容疑を否認している。逮捕容疑は今月6日午後9時半ごろ、自宅の浴室で長男に熱湯をかけ、腰から股にかけて大やけどを負わせた疑い。長男は大阪市住吉区内の病院の集中治療室に入っているという
母親が育児を放棄した末、大阪市西区のマンションで幼い姉弟が亡くなった事件。多くの住民が異変に気づきながら、児童相談所(児相)に通報したのは1人だけだった。複数の人が通報していれば、児相の危機感も強まったかもしれない。なぜ通報をためらったのか。子どもの泣き声が繰り返し聞こえてきたら、どうすればいいのだろう。 激しい夜泣き、「ママーっ」と泣き叫ぶ声――。 姉弟の遺体が見つかったマンションは11階建て(約80戸)。朝日新聞の取材では、10人以上の住民が子どもの泣き声を聞いていた。 「虐待かも知れない」。アルバイト女性(21)は職場で同僚に相談したことがあった。通報を勧められたが、「間違いで(親に)気分を害されたら嫌だなと思った。どこに通報すればいいのかも分からなかった」。 この女性によると、泣き声が気になり出したのは5月ごろ。「ギャー」と泣き叫ぶような甲高い声で時々、「ママーっ、ママーっ
北海道警苫小牧署は26日、自宅で産んだ直後の長女を1階窓から投げ捨て遺棄したとして、保護責任者遺棄容疑で苫小牧市春日町、介護士、葛野三紀容疑者(32)を逮捕した。 同署によると、通行人が長女を見つけて通報。長女にけがはなかった。葛野容疑者は「育てることができないと思った」と容疑を認めている。 逮捕容疑は21日午前6時ごろ、自宅で出産したばかりの長女を毛布などでくるみ、アパート1階の自宅窓から投げ捨て遺棄した疑い。 長女は保護され、病院で元気に育っているという。
全国の児童相談所が昨年4〜6月の3カ月間に「虐待を受けた」と判断した18歳未満の子供8108人のうち、2%程度に当たる129人は大けがや衰弱などで生命の危機があったことが21日、全国児童相談所長会の調査で分かった。 129人について、虐待の内容を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは暴行など身体的虐待の89人で、骨折や頭にけがを負っていた。子育ての怠慢・拒否(ネグレクト)による栄養不良で衰弱死などが懸念されたのが40人に上った。暴言や差別などの心理的虐待が16人。性的虐待(2人)の中には妊娠しているケースがあった。 主に実母から被害を受けた子供が77人と半数以上を占め、次いで実父が32人。虐待のあった期間は1カ月未満が49人、1カ月以上3カ月未満が20人で、比較的早い段階で児童相談所が把握できたケースが多いが、3年以上に及んだ子供も9人いた。
茨城県警取手署は26日、自宅で産んだ直後の男児を屋外に捨て放置したとして、殺人未遂の疑いで同県守谷市立沢の無職、海老原千陽容疑者(23)を逮捕した。 取手署によると、海老原容疑者は「家族に迷惑が掛かると思い、投げ捨てた。殺すつもりはなかった」と話している。男児は地面で泣いていたところを海老原容疑者の母親に発見された。病院で順調に育っている。 逮捕容疑は15日午前8時ごろ、自宅のトイレで男児を産み、窓(高さ約180センチ)から屋外に捨て、そのままにした疑い。 海老原容疑者は両親と兄2人の計5人暮らし。男児の父親については語っていない。
静岡地裁、児童相談所に立ち入り 異例の「証拠保全」 (1/2ページ) 2009.4.12 08:22 虐待の疑いがあるとして児童相談所(児相)に保護され、児童養護施設に入所する小学3年生の児童(8)について、静岡地裁が「措置は不当」とする親側の申し立てを認め、裁判官が児相に立ち入って児童に関する資料を集める「証拠保全」の手続きを行ったことが11日、分かった。極めて異例の措置とみられる。児相をめぐっては、児童虐待の増加に伴って権限が強化される中、親権の侵害が疑われる対応が増えているとの専門家の指摘もあり、業務のあり方に一石を投じるケースといえそうだ。 静岡地裁は静岡市児童相談所を対象に、裁判官立ち会いのもとで3月24日に証拠保全を実施。児童の施設内での生活、健康状態について書かれている書類などをコピーして運び出した。 証拠保全は、民事訴訟を起こしたい人が、相手方が持っている資料の紛失や隠蔽
【衝撃事件の核心】カラダに落書き、私的流用…暴かれた「名門」児童養護施設の“醜態” (1/5ページ) 2009.4.12 13:00 前園長らによる運営費の私的流用や職員による児童へのいたずら書きなど不適切な運営実態が発覚した児童養護施設「幸保愛児園」=4月8日、神奈川県葉山町一色(小川寛太撮影) 神奈川県葉山町の児童養護施設「幸保(こうぼ)愛児園」について3月末、驚きの実態が次々と明らかになった。児童への落書き、暴言、私的流用…。家庭に事情を抱える児童らを半世紀以上にわたって受け入れてきた、由緒ある「スイートホーム」。皇太子妃雅子さまもクリスマスカードを贈られるという一目置かれた存在だが、その内側では園長らによる長年の公私混同と歪(ゆが)んだ家族主義によって、設立当初の“福祉の精神”はむしばまれていった-。 「内部告発」がびっしりと… 「幸保愛児園で人権侵害と運営にかかわる問題がある」
神奈川県葉山町の児童養護施設「幸保愛児園」で、園長と副園長が施設の運営費約2000万円を10年間にわたって私的に流用し、職員4人が入所児童の体に落書きするなど悪質ないたずらを繰り返していたことが31日、分かった。 運営する社会福祉法人「幸保園」(同町)が記者会見して明らかにした。槙あつみ理事長は「起きてはいけないことを起こしてしまった。再発防止に努めたい」と釈明。愛児園の園長の女性(55)と副園長の男性(52)を諭旨免職とし、職員4人を減給などの処分にした。 幸保園によると、園長と副園長は流用を認め「食費などに使った」と説明、損害金を含め2400万円を弁済した。保育士などの職員4人は落書きのほかに、満腹感を訴える児童に食事を強要したり、日常的に怒鳴りつけたりしていた。4人は「面白半分でやった」と話している。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く