政府は政府事故調査・検証委員会が福島原発事故の関係者の証言をまとめた調書(記録)を新たに56人分を公開しました。公開された資料には旧経済産業省原子力安全・保安院の現地事務所副所長等の証言が書いてあり、福島原発事故直後に保安検査官が4人も逃げ出していたことが発覚。この4人は福島第一原発で事故が発生した翌日に逃げ出し、一時は吉田所長に説得されて福島第一原発に連れ戻されるも、その後に無断で再び撤退したとのことです。 また、保安院の古作泰雄(こさくやすお)氏の調書には、福島原発事故の国際的な事故評価尺度をレベル3から5に引き上げた理由について、「報道で評価が低すぎると声が高まったことがトリガー(引き金)だった」と書いてありました。 新しく公開された調書の量は膨大なので私も軽くしか見ていないですが、色々と非常に興味深い話が沢山あります。それにしても、報道や世論の声で福島原発事故の国際的な事故評価尺度