幕張メッセで開催されている、超巨大イベント「ニコニコ超会議2016」。 ブースナンバー「HALL9-102」の「超刀剣」では、700年以上の伝統を持ち、“刃物のまち”として古来より栄えた岐阜県関市の刀匠たちが刀鍛冶を実演しています。関市は刃物メーカーとして有名な「貝印」や「フェザー安全剃刀」発祥の地でもあり、年に一度開かれる「刃物まつり」にも多くの人が訪れるそう。 そんな伝統技術を持つ刀匠が「本気で日本刀を鍛錬してみた」の姿を間近で見られるだけあって、ブースには多くの人が詰めかけていました。 文・写真 松本塩梅 「相槌を打つ」はこの仕草から生まれた言葉らしい 今回見学できる日本刀の製造工程は、「折り返し鍛錬」と呼ばれるもの。砂鉄などからつくられた日本刀の素になる「玉鋼」を熱してミルフィーユ状に重ね、大鎚で叩いては折り返し、さらに固さを増していく作業です。 この様子が一番見どころがあり、叩い