「人生の諸問題」の小田嶋さんスピンアウト編は、ゲストに津田大介さんをお迎えしました。津田さんと小田嶋さんは、もうすでに面識も交流もおありなので、どうぞお好きなようにお話してください。 小田嶋:いきなり見捨てられた感がありますが……確かに私は津田さんとは、もう何だかんだで、ちょこちょこと会っていて。 津田:そうですね。 小田嶋:ただ、津田さんとはいつも、比較的、実のない話しかしてないので。 津田:以前から「今度、パソコンとかネットとかの黎明期の思い出話をしたいですね」みたいな話をしていたんですよね。 小田嶋:そうそう。わりと近い時期に、同じようなところで、かなり似た仕事をしていたはずなんです。津田さんとは17歳の年齢差がありますから、私の方が古いのは間違いないんですけど。 津田:僕が業界にかかわるようになったのは、1997年からですね。1993年に大学に入学して、その後にインターネットの波が
インターネットむずかしい。最近ほんとうにそう思ってます。インターネットはどんどんむずかしくなっている。 私は技術に関しては楽観主義者で、インターネットがより良い未来をもたらしてくれると思っていたし、今もそう思ってネット関連企業で働いている。でも実際、インターネットがどんどん大きな存在になって、カリカリした技術的なところと、ウェットな社会的なところと、なんとも形容しがたい政治的なところがグツグツと煮込まれていく様を見ると、インターネットむずかしいと思う。 ウェブ2.0というトレンドが生まれて、個人が情報を発信して、個人が能動的に情報を取捨選択するようになった。これはもうみんなナチュラルに受け止めているが、本当にすごいことだ。たとえその結果が誰も望まぬ炎上や、心ないデマの氾濫だったとしても。個人が個人として声をあげられる。すごい。 ただそうやって、色々な人の生活や行動様式が見えるようになって、
「ネットは遊び場」――「字幕.in」を1人で作る25歳・無職 (1/3) 上記の記事が発表されたので、ようやく、やのさとるについて書ける日がやってきた。やのさとるは、ちょっとやそっとでは語れない、不思議な魅力があるのだが、彼自身にスポットライトがあたることはなかったので、ブログでも書きづらかったのだ。 さて、やのさとるとは何ものだろうか。詳しくは記事を見てもらうとして、ここで僕とやのさとるとの話をさせてもらいたいと思う。 やのさとると出会ったのは、たしか19歳の時だった。その時、僕は「ミルクカフェ」というサイトを運営し始めたころで、インターネットが楽しくて仕方なかった。ミルクカフェとは、大学受験に特化した2ちゃんねるのようなもので、今思っても、2ちゃんねる気取りで非常に恥ずかしいのだが、いろいろ名誉毀損で訴えられそうになったり、警察に通報されたりするのが、初めての体験だったので、わく
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