Unixを使っていると,/usr が全然ユーザー用じゃなくどう見てもシステムのための物だったり,/etc が事実上設定ファイル置き場となっていたり,/var がログファイル置き場となっていたりと,名が体を現していなくて奇妙な感覚を覚える.もっと分かりやすい名前の付け方があったんじゃないかと,Unixユーザーならば誰もが思うはずだが,これに対する解答がredditに投稿されており,その内容が非常に面白かったので,軽く翻訳してみた. Anyone know why /var and /etc weren't named something like /etc and /cfg? http://ja.reddit.com/r/linux/comments/cpisy/anyone_know_why_var_and_etc_werent_named/c0ua3mo 昔々,システム7が使われていてU
随時追加 ターミナルを立ち上げたまま席を離れるとマシンにイタズラされることがよくある.とはいえシャレにならないイタズラはしても笑えないので,基本的には教育的に効果があって被害の出ないものしか実際にはしない. じゃあ,たとえ root じゃなくてもどこまでえげつないことができるのか*1,今回はちょっと考えてみたユーザ権限でできる酷いイタズラを紹介する.対象はリモートログインする UNIX 系 OS を利用しているサーバ,主に Ubuntu である. ls が sl 方法 alias ls=sl sl を期待したという意見が多かったので掲載.掲載しなかったのは sl がインストールされていない環境が多く,インストールには root 権限が必要になるから.後述のバイナリを持ち込んでパスを通す方法を使えばできないことはないかも. エディターが全部 ed 方法 alias nano=ed alias
1969 年の夏にケン・トンプソン氏が UNIX の開発に取り組んでから今年で 40 年になる。本家 /. の記事では ComputerWorld に掲載された ``Unix turns 40: The past, present and future of a revolutionary OS'' という UNIX の歴史と展望についてまとめた記事を紹介している。 記事によると「ベル研究所の手がけていた Multics (Multiplexed Information and Computing Service) というタイムシェアリングシステムの開発プロジェクトには問題が山積していた。このためその年の初めにはこのプロジェクトから撤退することを決定しており、トンプソン氏と同僚のデニス・リッチー氏は取り残された気分になっていた。彼らは当時主流であったバッチ OS には興味がなく、また巨大に
ストーリー by hylom 2009年04月07日 18時57分 「電撃ネットワーク」「電撃UNIX」じゃなくてよかった 部門より IT 雑誌関連の情報サイト「f/x ITメディア・タンク」の記事によると、アスキー・メディアワークスは2006年3月に季刊誌となったUNIX magazineと、ネットワーク系雑誌であるネットワークマガジンを統合し、「月刊 ASCII.technologies」として新創刊、とのこと。 UNIX magazine は6月18日売分、ネットワークマガジンは4月24日売分が最終号となり、季刊誌に形を変えても名前を残していた日本最古参のUNIX情報誌であるUNIX magazineは、1986年11月の創刊から22年と約半年の歴史に幕を閉じることとなる。 UNIX magazineは季刊誌になってから確かに毛色は変わったけれどもコアな情報誌であったと思う。f/xの
PSMonは、プロセスを確実に動作させ、そのプロセスの実行中に使用するCPUやRAMなどのリソース量とインスタンス数を監視するユーティリティーだ。指定されたプロセスが上限を超えてリソースを使おうとするとそのプロセスは強制終了させられ、クラッシュしたプロセスは再起動される。 PSMonは、Fedora 9、Ubuntu Hardy、OpenSUSE 11のいずれのリポジトリーにも含まれておらず、PSMonのtarballを展開してインストールする。PSMonの実行には、このほか、いくつかのPerlモジュールが必要だ。これらのモジュールはmanualページにある説明に従って手作業でCPANからインストールする。なお、PSMonのtarball内にあるsupportサブディレクトリーには、所要のインストール作業を行うスクリプトinstall.shが用意されている。 このスクリプトでインストールす
ストーリー by hayakawa 2009年02月09日 12時03分 JSTだと「Sat Feb 14 08:31:30 2009」 部門より 本家記事より、今週の13日の金曜日、UNIX Time(すなわち、1970年1月1日からの累積秒)が「1234567890」になる。と言っても、正確には「2009年2月13日11:31:30pm」はUTCでの表記であるので、日本時間では14日であることに注意してもらいたい。本家タレコミからリンクされているLinux Pro Magazineで紹介されているように、Perl Script「perl -e 'print scalar localtime(1234567890),"\n";' 」で自分の地方時における時間を知ることができる。 だからなんだ、ってネタではありますが、wikipedia「time_t」の項目によると、「UNIX時刻が123
サン・マイクロシステムズは10月16日、UNIXについての入門レベルの認定資格「サン認定UNIX(Solaris)アソシエイツ」の提供を開始したと発表した。英語名は「Sun Certified Solaris Associates」(SCSAs)。受験チケット販売および受験予約は10月16日から、試験は10月23日に開始する。 SCSAsは、「ログイン、ログアウト、ファイルとディレクトリの管理、ファイルのパーミッション、エディタによるファイル作成と修正、シェルを活用したユーザー作業環境の構築、ファイルのアーカイブ、リモートコマンド、シェルスクリプト」など、SolarisおよびUNIX、Linuxシステムを扱うための基礎的なコマンドの使用方法、およびそれらの概念について知識を問うユーザー向け資格。 これまでサンでは、UNIX系OSの基礎レベルの知識を測る資格はなかったという。サンは、「企業の
ストーリー by hayakawa 2008年10月04日 8時19分 個人的にはスワップなしで構築することが多くなってきましたが 部門より 過去10年、自分より知識のある人たちに「swapにはどれだけ割り当てればいい?」と聞くと、皆同様に「RAMの2倍に設定しておいて、あとは考えなくていいよ」と答えてくれた。確かに昔は深く考えるようなことでもなかったように思う。RAMが128MBならswapは256MBにしておけばよかった。でもいま自分のノートPCに載っている4GBのRAMを考えると、8GBのswapって本当に必要?と考えてしまう。 デスクトップのswapには本当はどれ位割り当てるのがいいのだろうか?「RAMの2倍」ルールは今も当てはまるだろうか?このルール、これからもずっと有効なのだろうか? SWAPに8GB割り当てるのに全く問題がないHD容量があればいいが、例えばUMPCのようにメモ
UNIX系OSのシステムロギングをおよそ20年の長きにわたって支えてきた「syslogd」にも、限界が見えつつあります。その限界を打ち破る機能を備えた新しいシスログデーモンを紹介します。(編集部) シスログデーモン「syslogd」は、UNIX系OSのシステムロギングをおよそ20年の長きにわたり支えてきました。しかし、増大する信頼性や安全性への要求、ログの適正保管といった要望に応えるには、syslogdでは力不足との声が高まっています。 そんな折、システムロギングをより確実に行い、RDBMSへのデータ保存や監視システムの連携といった可用性にも優れた、「syslog-ng」や「rsyslog」が注目を集めています。この連載では、こうした次世代シスログデーモンを取り上げ、導入方法や活用方法を解説します。 システムロギングとsyslogd 実行したイベントの履歴、システム不調や変更の記録、不正ア
複雑な構成の設定ファイル群に新たな変更を施す場合、awkを用いてファイル中の要変更箇所を特定して臨機応変的な対処をするという自作スクリプトの活躍した時代は、今や終焉に近づいているのかもしれない。それというのも、設定ファイルの記述内容を自動で解読する Augeas というツールの登場により、人間は本来の目的である設定内容の変更だけに集中できるようになりつつあるからである。例えば仮に、何らかの設定ファイルにおける特定情報の記述位置が4列目に移動されていたとしても、Augeasを使えば該当する設定情報は以前と同様に提示されるため、そうした内部的な変更をユーザがいちいち気にする必要はなくなるのだ。 Augeasを用いた設定ファイル群の編集はコマンドラインから直接実行できるが、あるいはこうした機能をネイティブのC APIおよび、Python、Ruby、OCamlのバインディングを用いてその他のプログ
2008年06月09日15:45 カテゴリiTech unix - atimeはいつ更新される? 以下に対して、 Linuxチューニング 第1部第1回 ファイル・アクセスを高速化:ITpro 革命の日々! ITProのLinuxチューニングの記事がひどい事になっている件について あまりに酷いのでdisる記事を書こうかと思ったら、末尾に小さく 出典:日経Linux 2002年4月号 45ページより (記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります) と書いてあった。6年前の記事かよ!! 古い内容が多いので、よい子は信用しないでね。 と物言いがついていて、さらに ITProのチューニング記事(noatime付加)を検証してみた - 科学と非科学の迷宮 また、はてブのコメントを元に relatime オプションを付加して検証を行ったところ、こちらも性能向上は見られませんでした。
サーバのシャットダウンの仕方で、その人がどの程度の力量を持っているかなんとなくわかってしまいます。それくらいサーバのシャットダウンは奥深いです。そこで今回はサーバをシャットダウンする作法について考えてみたいと思います。 【初級:いきなりシャットダウンしてしまう】 サーバ管理初心者がサーバをシャットダウンするシーンを見ていると、rootでログインしたかと思ったらいきなりshutdownと打ち始めました。個人PCならまだしも、サーバでそれをやるのは危険ですよね。誰かそのサーバ上で作業しているかもしれないし。 【中級:上がっているサービス・プロセス・TCPコネクションなどを確認してシャットダウン】 サーバ管理中級者になると、サーバをシャットダウンする際は、まずはTCPコネクションがないかなどを確認してから、立ち上がっているサービスやプロセスを全て落とし、その後シャットダウンします。慣れているので
usr (ディレクトリ名) [ゆーざ] [ゆー・えす・あーる] [ゆーずる] "USeR" の略。と、誰もが(?)思っていたが、米国のユーザグループ UniForum が発行している機関誌 CommUNIXations(May/ June 1989) からの転載ということで、 JUS の /etc/wall No.8/1990/May に載っていた「UNIX Trivia -- UNIX に関するクイズ100問」によると、 "User Services and Routines" の略だそうである。 な、なんだってー 追記(2008/04/20) ガセかもしんないっす。追加記事をご覧下さい:Unix系OSでの"usr"は"User Services and Routines"でもない? - NEST :: laboratory
マサチューセッツ工科大学(MIT)のInformation Services and Technologyグループが、1960年代に開発されたオペレーティングシステム「Multics」のソースコードを公開した。ライセンスには、初期開発者の表示を再配布の条件とするBSDスタイルのものが適用される。 Multicsのオープンソース化は、1991年に米Honeywell社のコンピュータ部門を買収した仏Bull社により決断された。Multicsは、Bull社が1985年にMulticsの開発を終了した後、1988年にはMITによるサポートも終了していた。 「Multiplexed Information and Computing Service」を語源とするMulticsは、MITの調査プロジェクトとして1964年に誕生。1965年秋にはMITとゼネラル・エレクトリック(GE)、AT&Tベル研究
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