九段新報 犯罪学オタク、新橋九段によるブログです。 日常の出来事から世間を騒がすニュースまで犯罪学... 九段新報 犯罪学オタク、新橋九段によるブログです。 日常の出来事から世間を騒がすニュースまで犯罪学のフィルターを通してみていきます。 今回はこれ。宮台真司の著作の1つです。宮台の話題はわりと継続的に追っているつもりで、過去にも『【書評】<性の自己決定>原論 援助交際・売買春・子どもの性』『【書評】「脱社会化」と少年犯罪』といった記事も書いています。本書は著者が「宮台入門」を自称するものであることからもわかるように、氏の主張を全体的に概観できるようになっています。 酒鬼薔薇事件と援助交際 宮台がメディアに登場した契機となったイベントは、神戸連続児童殺傷事件、通称酒鬼薔薇事件と、女子高生の援助交際問題でしょう。双方とも、本書に登場します。 酒鬼薔薇事件に関しては、上掲の書評で私が論じているように、「脱社会化」という独自の言葉を使用して「社会からはみ出した存在が承認を求めたことによる犯行」と結論
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