パレスチナ自治区ガザ地区では、イスラエル軍がイスラム組織ハマス対策として激しい空爆を続け、本格的... パレスチナ自治区ガザ地区では、イスラエル軍がイスラム組織ハマス対策として激しい空爆を続け、本格的な地上侵攻の準備も進める。人道状況が日々悪化する中、ガザ北部で妻や8人の子供と暮らす高校教師、アシュラフ・ソラーニさん(48)が手記や証言で毎日新聞に過酷な日々の生活を明らかにした。【構成・エルサレム三木幸治】 パン屋の行列近くに爆弾 10月23日 午前6時にそっと起きた。前夜は空爆でなかなか眠れず、ようやく寝付いた子供たちを起こさないようにするためだ。真っ先にパン屋に向かうと、既に約200人が列を作っていた。1人30枚限定販売のパンは、大家族ではすぐになくなってしまう。市民が争うように購入している。 午前8時ごろ、並んでいる列から100メートルほどの場所にイスラエル軍の爆弾が落ちた。破壊された住宅の破片がパン屋まで飛び散り、皆で急いで避難した。危険が去ったことが分かると、再び列を作り直した。
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