2018年03月02日16:06 カテゴリ法/政治 「大きな政府」というモラルハザード JBpressでも書いたが、安倍... 2018年03月02日16:06 カテゴリ法/政治 「大きな政府」というモラルハザード JBpressでも書いたが、安倍政権の「大きな政府」は、現在の有権者の利益を最大化するという意味で民主的である。普通選挙には将来世代の利益を代表するメカニズムがないので、島澤諭氏も指摘するように、日本の社会保障は、まだ生まれていない世代(0歳以下)に負担をしわ寄せするしくみになっている。 もともと議会というのは納税者が政府を監視するしくみだったが、普通選挙で全国民に1票が与えられた。専業主婦や年金生活者には、参政権があるが(消費税を除いて)納税の義務がないので、行政サービスや社会保障の受益者が納税者にただ乗りする傾向が強まった。この関係をざっくり図に描くと、次のようになる。 もう一つの変化は、金融市場が発達して国債が大量に発行できるようになり、納税者より大きな負担者(将来世代)ができたことだ。このため政
記事へのコメント0件
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています