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第一報は、親しい中国人の新聞記者からの電話だった。私は天安門広場近くのフレンチ・レストランで、フラ... 第一報は、親しい中国人の新聞記者からの電話だった。私は天安門広場近くのフレンチ・レストランで、フランス人の知人と遅いランチをとっていた。携帯はマナーモードにしていたが、あまりにしつこく鳴るので取った。「日本が大地震で大変なことになっている! 未曾有の大災害だ。震源地の仙台の知人にすぐに連絡して、コメントを取ってくれ!」 眼前に顔が浮かんだ仙台の友人に電話したが、かからない。そこで東京の知人や、埼玉で年金暮らしの両親に、次々かけてみたが、まったく不通だ。急いで帰社し、ネットテレビを見て愕然とした。テレビの向こうの我が祖国が、メルトダウンしていく。本来ならまもなく日本列島で桜が満開になる美目麗しい季節だというのに、何ということだろう・・・。 私は両拳を打ち振るわせながら、中央電視台の画面を食い入るように見つめた。そこには、まるで昨年北京で観た映画『唐山大地震』のような廃墟が広がっていた。仙台、
2011/03/22 リンク