病院で起きるミスや事故は毎日のように報じられている。だが、いざそれに遭遇したとき、どう動くべきか... 病院で起きるミスや事故は毎日のように報じられている。だが、いざそれに遭遇したとき、どう動くべきか知る人は少ない。医療関係者が口を閉ざす実態に、「ダブルライセンス」の弁護士が切り込む。 透析治療を受けられず死亡2月5日、ある外科医が起こしたとされる医療ミスについて、事件当時90歳の男性の遺族が、約4960万円の賠償を求め民事訴訟を起こした。 事件のあらましはこうだ。'23年1月7日、腎臓に持病を抱えて人工透析治療を受けていた男性は、コロナ陽性の診断を受け、大阪市の医誠会病院の救急外来に搬送された。 そこで男性を担当したのが、件の40代の医師だ。遺族の訴えによれば、男性のかかりつけ医は透析治療の必要性を申し送っていたにもかかわらず、医師はそれを確認しなかった。男性の容態は悪化し、4日後の1月11日、窒息による低酸素脳症で死亡した。被害者の代理人である、弁護士の平井健太郎氏はこう話す。
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