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誉田哲也『マリスアングル』光文社を読了。 これは、まいったな。姫川玲子と魚住久江が共演する作品とい... 誉田哲也『マリスアングル』光文社を読了。 これは、まいったな。姫川玲子と魚住久江が共演する作品ということで期待していたのだけれど、ちょっと基本設定にしんどい部分があって、純粋に読書を楽しむことができなかった。 同じ作者の『武士道ジェネレーション』を読んだ時に、主人公のひとりが唐突にネトウヨっぽい主張をするようになり、どうやらそれが著者の思想であるらしいと気づいたところでウンザリさせられたのだけれど、本作はそれが全面的に表面化してきているのだ。どういうことかというと、従軍慰安婦問題はことごとく朝日新聞(小説内では朝陽新聞)の捏造であるというのが物語のベースになっているのである。犯人がそう思い込んだのが原因というのではなく、従軍慰安婦問題そのものが捏造であったというのがこの小説の主張なのである。朝日新聞の記者が従軍慰安婦問題について捏造をしたということは、朝日新聞サイドも認めていることではある
2024/10/22 リンク