福岡城の天守閣の復元事業の問題点（ポロリもあるよ）

福岡市では、福岡商工会議所が中心となって「福岡城の天守閣復元事業」を推進しているのだけど、これが...概要を表示 福岡市では、福岡商工会議所が中心となって「福岡城の天守閣復元事業」を推進しているのだけど、これがまあ寂しい話なんですね。 1. 史料がぜんぜんない天守閣の正確な設計図や写真などの史料がほとんど残っていないため、復元する天守閣の形は想像。 つーか天守閣があったと示すはっきりとした史料はない。いまのところ、「あったらいいな」→「あったんじゃないかな？」→「あったはずだよ？」→「あった（と好意的にみれば解釈できる史料をたった一文だけ見つけた）んだよ！」の妄想連鎖。史料不足により、文化庁から十分な理解が得られない可能性があり、復元が認められないケースも考えられるですね。 2. 文化財保護法との兼ね合い福岡城跡は国の史跡に指定されており、現状変更には文化庁の許可が必要。天守閣の復元は現状変更にあたるため、文化財保護法との兼ね合いが課題となるですね。 3. 費用天守閣の復元には莫大な費用がかかるよね。