東京大学第30代総長 五神 真 40年後の社会を見据えた大学債発行 2006年に国連のアナン事務総長が提唱... 東京大学第30代総長 五神 真 40年後の社会を見据えた大学債発行 2006年に国連のアナン事務総長が提唱したPRI(責任投資原則)は着実に拡がり、民間企業もCSR(社会的責任)からCSV(社会的共通価値の創造)へと、より積極的に社会的責任を果たすことが重視されています。その中で、東京大学は日本初の長期の大学債を10月に発行することを決定し、メディアからも注目されています。この「東京大学FSI債」の背景について説明しようと思います。 2015年の総長就任後、「変革を駆動する大学」という理念を掲げ、地球と人類社会の未来に貢献する「知の協創の世界拠点」の構築を全学共通の目標と定めました。その実現には、大学が自立し、能動的な経営体となることが不可欠と考え、様々な改革を進めてきました。一方で、知識・情報とそれを活用したサービスの価値が中心となる、知識集約型社会への転換が急速に進んでいます。しかし、
記事へのコメント0件
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています