おたふくかぜのウイルス(ムンプスウイルス)に感染し、その合併症の一つである「ムンプス難聴」が発症... おたふくかぜのウイルス(ムンプスウイルス)に感染し、その合併症の一つである「ムンプス難聴」が発症したためです。 おたふくかぜは、ほほの内側にある耳下腺(じかせん)が腫れて痛む、高熱が出るなどの症状で知られています。しかし3割程度の方は、ムンプスウイルスに感染しても、そうした症状が出ません。鈴愛さんも、このケースでした。 彼女の場合、ムンプスウイルスが左耳の内耳(耳の一番奥にある、音を感じとる部分)に侵入して細胞にダメージを与えたため、ムンプス難聴を急性発症し、後遺症が残りました。ムンプス難聴は、おたふくかぜ患者のうち、約0.01~0.5%に発症すると言われています。 ムンプス難聴になると、その後、自然に聴力が戻ることはないと考えられています。そして、有効な治療法もいまだ見つかっていません。ですので、おたふくかぜのワクチンを接種することが予防策にもなります。 高度の難聴が生涯にわたって続きま
2018/04/13 リンク