東京国立博物館の敷地内には、建築博物館さながら各時代の名建築が揃っています。個人的に撮影した画像... 東京国立博物館の敷地内には、建築博物館さながら各時代の名建築が揃っています。個人的に撮影した画像を年代順にまとめてみました。まずは「表慶館」。1909年に後の大正天皇のご成婚を記念し、日本初の本格的な美術館として開館しました。石造及び煉瓦造2階建てのネオ・バロック様式の建物は、明治末期を代表する洋風建築として1978年に重要文化財に指定されています。十字型平面に3つのドーム屋根を冠し、渦巻柱頭のイオニア式オーダーを用いています。外壁には製図用具等をモチーフにした漆喰のレリーフや付柱の装飾もあり、入口に阿吽のライオン像が鎮座しています。 表慶館を設計した片山東熊は、明治以降の建築で初の国宝となった迎賓館や奈良・京都の国立博物館も手がけました。(片山の師匠はニコライ堂や三菱一号館を設計したジョサイア・コンドルです。) 次に古いのは道路の向こう側にある「黒田記念館」。近代洋画の父といわれた黒田清
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