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ナイスな新キャラクターが日本映画に現れた。つい近頃、浅野忠信が演じる『淵に立つ』の何を考えている... ナイスな新キャラクターが日本映画に現れた。つい近頃、浅野忠信が演じる『淵に立つ』の何を考えているのか分からない謎めいた男・八坂(やさか)のインパクトに圧倒されたばかりだが、松田龍平が演じる『ぼくのおじさん』の“おじさん”もすごい。こちらは、屈折はしているものの何を考えているのかハッキリと分かる、愛すべきダメ人間である。 原作は、「どくとるマンボウ航海記」などで知られる北杜夫の小説だ。この小学生の目を通した、シュールとすらいえるダメな叔父さんのダメな日常を描いた物語を読むと、これはもう本作の監督、山下敦弘にかなりうまくマッチングするんだろうということはすぐに分かる。もともと山下監督は、初期から「ダメ男三部作」と呼ばれる作品を手がけ、『苦役列車』や『もらとりあむタマ子』などでダメな人間を描き続けてきた、ある意味ダメ人間映画のエキスパートである。本作はプロデューサーが監督と主演を指名したというこ
2016/11/12 リンク