小沢一郎にせよ鳩山由紀夫にせよ、仮に自民政権時代に同じようなことがあっても本気で問題視したりはしなかったんだろうな、と。「政治利用」ではなく「気に入らない利用法」に怒るだけで。 国会の開会とか閣僚の認証式のような定型的な国事行為であっても、実のところはバリバリに政治的だ。「福島瑞穂は認証式でお辞儀する(した)のか?」なんてことが話題になったり、古くは松本治一郎の「カニの横ばい拒否事件」なんてのもあったし。もちろん、象徴天皇制を積極的に支持する人々にとっては「あからさまに政治的な国事行為(およびそれに隣接する行為)」と「ほとんどの人間が政治性を見ないことにしている国事行為(およびそれに隣接する行為)」の区別は重要なのだろうが。 追記:cf. deadletter さんの「「政治性」への感性について」 また、毎日新聞の15日付の記事「天皇特例会見:戦後日本の「懸案」露呈 小沢幹事長・宮内庁長官