レバノンでは大勢が、一刻も早い停戦を願っていた。ローマで開かれている中東関連の会議に私は出席しているのだが、そこでレバノンの著名アナリストは、停戦の時刻が近づくにつれて眠れなかったと話した。
イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派ヒズボラの間の停戦合意が、現地時間27日午前4時(日本時間同午前11時)に発効した。 合意では、イスラエル軍は60日以内にレバノンから撤退する。ヒズボラも同じ期間内にレバノン南部のリタニ川以南から戦闘員や武器を引き揚げ、レバノン国軍が置き換わる予定だ。
ヒズボラのメンバーの葬儀に参列したサフィエディン師=9月18日、ベイルート南郊外 /Anwar Amro/AFP/Getty Images (CNN) 9月に殺害されたイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ師の後継者候補だったハシェム・サフィエディン師が今月3日にレバノンの首都ベイルートで行われた攻撃で他の司令官らとともに死亡したことが分かった。イスラエル国防軍(IDF)が22日に発表した。 ヒズボラはIDFの主張をまだ確認していない。 IDFによると、サフィエディン師はイスラエル空軍がベイルート南郊のヒズボラの地下諜報(ちょうほう)本部を攻撃した際に死亡した。諜報本部には25人以上のヒズボラメンバーがいたという。ヒズボラ諜報部門のトップ、アリ・フセイン・ハジマ氏も死亡した。 イスラエル軍は、サフィエディン師の死亡をどのように判断したかについての詳細は明らかにしなかっ
イスラエル中部カイサリアで、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の私邸近くの通りを歩く治安部隊のメンバー(2024年10月19日撮影)。(c)Jack GUEZ / AFP 【10月20日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相の私邸が19日、無人機攻撃を受けた。ネタニヤフ氏はレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)による暗殺未遂だと非難した。 首相府によると、中部カイサリア(Caesarea)にあるネタニヤフ氏の私邸に向けて無人機が発射されたが、同氏と妻は当時不在で、負傷者は出ていない。 イスラエル軍のダニエル・ハガリ(Daniel Hagari)報道官は、無人機1機が「首相を狙ってカイサリアの建物に命中した」と述べた。 ネタニヤフ氏は声明で「イランの代理組織ヒズボラが私と妻を暗殺しようとしたことは重大な過ちだ」
(CNN) イランの首都テヘランで、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ師を描いた看板やポスターが急増している。ナスララ師は先月、イスラエルがレバノン首都ベイルートで実施した空爆によって死亡した。 記されている文言はさまざまだが、「神の勝利の始まり」や「これはジハード(聖戦)への道。それは勝利か殉教で終わる」などがある。 このようなポスターは、イスラエルの軍事的圧力にさらされてヒズボラが苦戦するなか、ナスララ師の殺害を受けても、イラン指導層のヒズボラに対する揺るぎない支持を示すことを目的としている。 イランの最高指導者ハメネイ師は、ナスララ師とは個人的にも近しい関係にあった。ハメネイ師は先週テヘランで行われた金曜礼拝には珍しく姿を現し、ナスララ師をたたえる一方で、イスラエルに対して実施したミサイル攻撃を正当化した。
(CNN) レバノンの首都ベイルートで先月27日夜にイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ師を殺害したイスラエルの攻撃で、米国製の2000ポンド(約907キロ)爆弾が使用された可能性が高いことが分かった。CNNと軍事専門家がイスラエルの作戦とその後の状況を映した映像を検証し、明らかになった。 映像を検証した米陸軍の元上級爆発物処理技術者トレバー・ボール氏によると、イスラエル軍が28日に公開した映像には、攻撃に使用されたとされるジェット機が米国製のBLU―109を含む少なくとも15発の2000ポンド爆弾を搭載していた様子が映っている。 ボール氏によると、爆発前に地中深くまで貫通する能力がある地中貫通爆弾「バンカーバスター」には、米国製の統合直接攻撃弾(JDAM)も装着されていた。これは無誘導爆弾を、標的を正確に攻撃できる「スマート」爆弾に変える精密誘導キットだ。動画に離
9月30日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリニ事務局長(写真)は、職員のファテ・シェリフ・アブ・アミン氏がイスラム組織ハマスのレバノンでの指揮官だったことを知らなかったと釈明した。ベイルートで9月撮影(2024年 ロイター/Mohamed Azakir) [ジュネーブ 30日 ロイター] - 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリニ事務局長は30日、停職中の職員のファテ・シェリフ・アブ・アミン氏がイスラム組織ハマスのレバノンでの司令官だったことを知らなかったと釈明した。スイス・ジュネーブで記者団に語った。アミン氏は、イスラエルによるレバノン南部への攻撃で家族とともに死亡した。 もっと見る
9月28日、 親イラン民兵組織ヒズボラは、戦闘員らが所持する通信機器の一斉爆発からわずか1週間後に、指導者ナスララ師をイスラエルによる空爆で殺害された。写真は29日、イスラエルの攻撃で指導者ナスララ師が殺害されたベイルート近郊の現場で撮影(2024年 ロイター/Ahmad Al-Kerdi) [28日 ロイター] - 親イラン民兵組織ヒズボラは、戦闘員らが所持する通信機器の一斉爆発からわずか1週間後に、指導者ナスララ師をイスラエルによる空爆で殺害された。同師の居場所は厳重に隠されてきただけに、今回の攻撃により、敵対勢力による組織への浸透が深いレベルに及んでいることが浮き彫りになっている。ヒズボラはこれまで指揮官の素早い交代で組織的な危機を乗りこえてきたが、最近はイスラエルの猛攻による消耗が激しく、弱体化が進んでいる。 ロイターはナスララ師殺害の数日前から数時間後にかけてレバノン、イスラエル
イスラエル軍は9月30日、レバノンの首都ベイルート市内を初めて攻撃した。写真は29日、ベイルート南部郊外に立ち込める煙(2024年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh) [ベイルート 30日 ロイター] - イスラエル軍は30日、レバノンの首都ベイルート市内を初めて攻撃した。ロイター記者は、市南西部の集合住宅の上階が攻撃された際に爆発音が鳴り、煙が上がるのを確認した。
イスラエルのガラント国防相は、この日の攻撃は約1年にわたる紛争の「重大なピーク」だったと言及。「われわれはきょう、数万発のロケット弾と精密兵器を破壊した。第二次レバノン戦争以降、ヒズボラが20年かけて築き上げたものを破壊した」と述べた。 イスラエル軍はレバノン国内のヒズボラ拠点約1300カ所を攻撃した。ハガリ報道官は、長距離巡航ミサイル、大型ロケット弾、短距離ロケット弾、爆発性ドローンなど攻撃したと表明。建物内に保管されていた弾薬が爆発し、二次的な爆発が多数発生したとしている。 市民に対しは、ヒズボラの兵器保管場所がある場所から離れるよう避難を通告していた。
レバノン市民が受け取った、イスラム教シーア派組織ヒズボラの攻撃目標付近から退避するよう呼びかけるイスラエル側からのメッセージ(2024年9月23日撮影)。(c)JOSEPH EID / AFP 【9月23日 AFP】レバノンの国営通信社NNAは23日、同国の市民に退避を促す内容の電話がイスラエルからかかってきていると明らかにした。ジヤード・マカーリー(Ziad Makary)情報相の事務所も同様の電話があったとAFPに認めている。 NNAは「首都ベイルートおよび複数地域の市民は、今いる場所から速やかに避難するよう求める警告のメッセージを受け取っている。敵国イスラエルからレバノン市民の電話に向けて発信された」と伝えた。 マカーリー氏の事務所によると、事務所の固定電話にも同様の電話があり、スタッフが応答したところ、避難を促す「録音メッセージ」が流れたという。(c)AFP
イスラエル軍は23日もレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対し、大規模な空爆を行い、女性と子ども93人を含む合わせて492人が死亡しました。レバノン情勢への対応についてヒズボラの後ろ盾となっているイランのペゼシュキアン大統領は「イランは戦争は望んでいない。仕掛けているのはイスラエルだ」と述べていて、イラン側の出方が注目されます。 イスラエル軍は23日、レバノン南部などでヒズボラの標的およそ1600か所を空爆し、ヒズボラが保有する長い射程のミサイルやロケット弾、それに無人機を破壊したと発表し、これらの兵器は民家に隠され、イスラエルに向けて発射されるものだったと主張しています。 ネタニヤフ首相はレバノン市民に向けたビデオ声明を出し、「戦闘の相手はあなたたちではなく、ヒズボラだ。ヒズボラは『人間の盾』としてあなたたちを使ってきた」と述べ、ヒズボラの兵器が身近にある場合は避難するよう呼びかけ
ホンダによる日産自動車と三菱自動車の救済統合劇、助けて貰う側が身の程を弁えないせいか基本合意会見から雲行きが怪しくなる
[新北(台湾) 18日 ロイター] - 台湾企業ゴールド・アポロは18日、レバノンで17日にポケットベルが一斉に爆発したことを巡り、ブダペストに拠点を置くBACコンサルティングが製造したと明らかにした。ゴールド・アポロはライセンスを供与しただけで、製造には関与していないと説明した。 レバノンに拠点を置く武装組織ヒズボラの戦闘員らが利用しているポケベルのような通信機器が相次いで爆発し、少なくとも9人が死亡、3000人近くが負傷した。同国の治安当局高官と別の関係者はイスラエルの情報機関モサドが数カ月前に、ヒズボラが発注した台湾製機器5000個の内部に少量の爆発物を埋め込んだとの見方を示した。 もっと見る
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