【1月30日 AFP】ノルウェーで2011年に爆破・銃乱射により計77人を殺害した罪で禁錮21年の判決を受けて服役中のアンネシュ・ベーリング・ブレイビク受刑者が、刑務所の環境が人権侵害に当たると主張して国を訴えた控訴審で、同国の裁判所は29日、訴えを棄却した。 ブレイビク受刑者は、監房には個室3室、薄型テレビ、家庭用ゲーム機まで完備され、ペットとしてモルモット2匹がいるにもかかわらず、収容環境について繰り返し不満を訴えている。 「動物のように扱われている」と主張し、比較的孤立している収容環境を改善しようと国を何度も提訴。 こうした隔離は、「非人道的もしくは品位を傷つける」待遇を禁じる欧州人権条約に違反すると主張している。 この訴えは昨年2月、地裁で棄却されたが、ブレイビク受刑者は控訴していた。 判事3人は29日に言い渡した判決文で、「控訴審は、(ブレイビク受刑者が)暴力を振るう危険性が依然