巨大地震の発生が懸念されている日本海溝などの地形を調査するために改造されたJAMSTEC=海洋研究開発機構の無人探査機「うらしま」が、12日、神奈川県横須賀市で報道関係者に公開されました。 公開されたJAMSTECの無人探査機「うらしま」は、全長10.7メートル、幅1.3メートルで、2009年から運用され、海底の精密な地形図の作成などに活用されてきました。 これまでは水深3500メートルまでしか探査できませんでしたが、より幅広い海域を調査するため、今回、耐圧を高める改造を行った結果、水深8000メートルまで潜ることができるようになりました。 これにより、巨大地震の発生が懸念されている日本海溝を含む、日本のEEZ=排他的経済水域のほぼ全域を探査できるようになるということで、早ければ来年度にも本格的な運用を開始するということです。 JAMSTEC技術開発部の中谷武志グループリーダー代理は「東日