ロシアのプーチン大統領は29日、モスクワで安倍晋三元首相の妻、昭恵氏と面会した。大統領府が発表した。プーチン氏は「彼(晋三氏)に深く感謝している。ロシアと日本の協力発展に対する彼の貢献を忘れることは…
ウクライナ東部の街スラビャンスク。ロシアによる空爆の現場で作業する救急要員/Anatolii Stepanov/Reuters (CNN) トランプ米大統領は24日、ロシアがウクライナとの和平交渉において相当の譲歩を提示したとの認識を明らかにした。「国全体を奪取」はしないというのが譲歩の内容だとした。 ロシアが和平交渉で何を提案しているのかという記者の質問に対し、トランプ氏は「戦争の停止だ」と答えた。 トランプ氏は同日、ノルウェーのストーレ首相と大統領執務室で会談。その際にロシアとウクライナの和平交渉に触れ「国全体を奪取しないというのは、かなり大きな譲歩だ」と付け加えた。 ロシアのプーチン大統領は、2022年2月のウクライナ侵攻で他国から広く非難されており、ウクライナのゼレンスキー大統領は、クリミア半島におけるロシアの支配を正式に承認することさえ強く反対している。 関係筋によれば、米政権が
ウクライナ和平を協議するため米英仏独などが23日にロンドンで予定した会合は、ルビオ米国務長官の欠席が直前に発表され、外相級から高官級に格下げして開かれた。大きな成果はなかった。米メディアなどによると、米国が策定した和平案が求める領土の譲歩をウクライナが拒否し、米側が激怒したことが原因。 トランプ米大統領は自身のSNSの投稿で、ウクライナのゼレンスキー大統領を「何の切り札もない男」と表現した。「平和を選ぶか、戦い続けて国全体を失うかだ」といら立ちをあらわにした。 米国の和平案は、ロシアがウクライナ東部・南部4州の大部分を占領する現状を追認する条項を含み、ウクライナ側にとって厳しい条件。協議は今後も難航必至だ。 ニュースサイト、アクシオスによると、米国のウィットコフ中東担当特使は25日にロシアのプーチン大統領とモスクワで会談する見通し。(共同)
(CNN) ルビオ米国務長官は18日、進展の兆しが見られない場合、ウクライナ戦争終結に向けた米国の取り組みを「数日以内」に打ち切る可能性があると警告した。 ルビオ氏は欧州やウクライナの高官と協議を行ったフランス首都パリを離れる前に記者団の取材に応じ、「ウクライナ戦争の終結が不可能なのであれば、我々は次へ進む必要がある」と発言。「実現可能かどうかを迅速に判断する必要がある。私が言っているのは数日単位の話だ」と述べた。 ルビオ氏の発言は、戦争終結の取り組みに進展が見られないことへのトランプ政権内のいら立ちの高まりを示している。 トランプ米大統領は同日、大統領執務室で記者団に対し、ルビオ氏は「正しい」と言及。ただ、追加の質問を受けても米国が手を引く期限は示さず、「具体的な日数ではないが、早急に終わらせたい」と述べるにとどめた。 「(米国は)次へ進む」というルビオ氏の言葉の意味について説明を求めた
アメリカ政府高官が、ロシアの侵攻を受けるウクライナが大統領選挙の実施で合意し、NATO(北大西洋条約機構)への加盟も事実上断念したとの見方を示しました。 トランプ政権のウィトコフ中東担当特使は3月21日に公開されたインタビューで、「ゼレンスキー大統領にとって取引をまとめるのに絶好の機会だ」と述べた上で、ウクライナが大統領選挙の実施に合意したことを明らかにしました。 しかし、具体的な実施時期などは明言しませんでした。 ウクライナの大統領選挙はロシアの侵攻により延期されていて、ゼレンスキー氏の大統領としての正当性を巡っては、ロシアのプーチン大統領が疑問視する主張を繰り返しているほか、トランプ大統領も選挙の実施を求めています。 また、ウィトコフ特使は、ゼレンスキー大統領が「NATOに加盟できないことをほぼ認めている」と主張し、ウクライナがNATO加盟を事実上断念したとの持論を展開しました。 この
ロイター通信は20日、複数の欧米当局者の話として、米中央情報局(CIA)などが「ロシア西部クルスク州でウクライナ軍は露軍に包囲されていない」との評価を過去1週間にわたり米ホワイトハウスに伝えていたと報じた。それにもかかわらず、トランプ米大統領は「ウクライナ軍が包囲されている」との主張を繰り返しているとした。 ウクライナ軍が越境攻撃を行った同州の戦況を巡っては、プーチン露大統領が13日、「ウクライナ軍は近く包囲される」と発言。トランプ氏は14日、「数千人のウクライナ兵が完全に包囲されている」「プーチン氏に彼らの命を救うよう強く求めた」と交流サイト(SNS)に投稿していた。 ロイターによると、トランプ氏は17、18日の演説などでもウクライナ軍包囲に関する同様の主張を繰り返した。 プーチン氏は14日、トランプ氏の投稿を考慮したとした上で「ウクライナ兵が投降すれば命を救う用意がある」と表明。トラン
暗雲が立ち込めるロシアの首都モスクワの中心部。インフレ抑制のための高金利が露経済をむしばみつつある=2024年6月20日(ロイター) ロシアのメディアが最近、国内経済の先行きに暗雲が立ち込めつつあると相次いで報じ始めた。ウクライナ侵略に伴う年10%近くのインフレを抑制しようと露中銀は政策金利を21%という異例の高さに設定しており、これが個人消費や企業活動を圧迫しているという。プーチン政権がトランプ米政権との連携を通じてウクライナ侵略戦争の早期終結を狙う背景にも、足元に忍び寄る経済危機への焦りがあるとみられる。 ローン組めず、広がる買い控え露有力紙「独立新聞」は2月上旬、「ロシアの自動車市場を待ち受ける連鎖倒産」と題した記事を掲載した。記事は、景気指標の一つである自動車販売台数に関し、業界団体の分析などに基づいて、今年の国内の新車販売台数が昨年比20%減の130万台程度になる可能性があると伝
【3月7日 AFP】ドナルド・トランプ米政権のキース・ケロッグ特使(ロシア・ウクライナ担当)は6日、米国が対ウクライナ軍事支援を一時停止したことについて、言うことを聞かない家畜を角材でたたく行為になぞらえ、ウクライナが「自ら招いたこと」だと主張した。 退役陸軍中将であるケロッグ氏は米外交問題評議会で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領には、まだ漠然としている戦後安全保障計画の鍵となると喧伝されている米国との鉱物資源の共同開発をめぐる協定に署名する機会が十分にあったと指摘。 「率直に言って、ウクライナ人が自ら招いたことだ」と述べた。 さらに、ロシアの侵攻に3年間さらされているウクライナに不可欠な軍事支援の一時停止について、即効を得るための厳しい手段を意図したものだと主張。 「最も端的に表現するなら、ラバの鼻をツーバイフォー(2×4インチの規格角材)でたたくようなものだと思う」「彼
【3月1日 AFP】ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は2月28日、ドナルド・トランプ米大統領がホワイトハウスの大統領執務室で口論になったウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を殴らなかったのは「自制心の奇跡」だと称賛した。 ザハロワ氏はテレグラムへの投稿で、「ゼレンスキーがついた最大のうそは、2022年のウクライナ政権は孤立無援だったとホワイトハウスで主張したことだと思う」「トランプ氏と(米副大統領のJ・D・)バンス氏があの卑劣漢を殴らなかったのは、自制心の奇跡だ」と主張。ゼレンスキー氏は「恩をあだで返している」と批判した。 ロシア前大統領で、現在は安全保障会議副議長を務めるドミトリー・メドベージェフ氏は、ゼレンスキー氏を「傲慢(ごうまん)なブタ」と呼び、大統領執務室で「正しい叱責を受けた」と述べた。 ロシア政府系ファンド「ロシア直接投資基金」のキリル・ドミトリエフ総裁は、トラ
【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は21日放送の米FOXニュースラジオのインタビューで、ロシアのプーチン大統領が「望むのならウクライナ全土を手に入れることができる」と述べた。ロシアには「攻撃すべき理由はなかった」とプーチン氏を擁護。ウクライナのゼレンスキー大統領が停戦交渉を「困難にしている」と話した。 トランプ氏は、自分が開戦当時に大統領だったなら、戦争は起きなかったとの持論を繰り返し、「ロシアを容易に説得できたはずだ」とした。 トランプ氏はウクライナが戦争を始めたかのように発言し、ゼレンスキー氏と舌戦になった。番組では「ロシアが侵攻した」と述べたものの、プーチン氏の責任は認めなかった。 また「ロシアは合意を望んでいる」と述べる一方、停戦協議を巡ってロシア側が優位な立場にあると示唆し、「なぜなら(プーチン氏が)望むのならウクライナ全土を手に入れることができるからだ」と話した。 一方、
ウクライナ東部ドネツク州の前線付近の陣地で休息するウクライナ兵。ウクライナはロシアを確実に疲弊させてきた=2024年12月12日(ロイター) ロシアによるウクライナ侵略の早期終結を掲げるトランプ次期米大統領は1月20日の新政権発足後、本格的にロシアとウクライナに停戦を働きかける見通しだ。仮に一部のウクライナ領の実効支配をロシアに認める条件で停戦が成立すれば、ロシアは一定の「勝利」を収める形となる。ただ、その場合でも、過去約3年間にわたる侵略戦争でロシアが払った代償は地政学、軍事、経済の全ての面で膨大で、差し引きで言えば大赤字が確実だ。 一部領土で実効支配を受忍もトランプ氏の停戦案の一部には、現在の前線を停戦ラインとして紛争を凍結させることが含まれているとされる。そうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は最近、北大西洋条約機構(NATO)からウクライナの安全が保証されるのであれば、占領下に
(CNN) ロシアのプーチン大統領は、2025年の予算案に署名した。ウクライナとの戦争が3年近くにわたって継続し、両国の資源が枯渇するなか、軍事費が歳出の3分の1を占めるという記録的な国防予算を承認した。 1日に発表された今回成立した予算によれば、国防費に13兆5000億ルーブル(約19兆円)が割り当てられた。これは歳出の32.5%に相当する。 過去最高だった24年より国防費が約3兆ルーブル増加したことになる。 ロシアによるウクライナでの戦闘は、第2次世界大戦後の欧州で最大規模の紛争となっている。ロシア政府は現在、前線にそって重要な地点で前進を続けているほか、ウクライナ政府が今年唯一大きな軍事的成功を収めたクルスク州で反攻を進めている。 消耗戦とも呼ばれる、進展の遅い厳しい戦いによって、ロシアとウクライナは資源を減らしている。 ウクライナは西側諸国から多額の援助を受け取っているものの、兵器
ロシアがウクライナに対して起こして2年9カ月あまりたつ全面戦争の1300km近くにおよぶ戦線の各地で、ロシア軍が攻勢をかけている。とはいえ、エストニアのアナリストであるアルトゥール・レヒによれば、ロシア軍に新たに入隊した兵士の平均余命は、契約書にサインしてからわずか1カ月ほどだという。 ロシア軍の新兵の余命が残酷なまでに短いのは驚くに当たらない。ウクライナの領土をできるだけ早く、できるだけ多く獲得する決意を固めたロシアは、十分な訓練を施さないまま兵士をウクライナの戦場に送り込み、必須の支援もなければ統率もきちんととれていない突撃に次々と投入しているからだ。 9月はロシア軍がこの戦争で最も大量の血を流した月になった。10月もあまり変わらなかった。ウクライナ軍が発表しているロシア軍の1日の損耗人数はここ数カ月、1500人を超える日が多い。米当局者やウクライナの公式発表によれば、この戦争でのロシ
今すぐ停戦しても平和にはならない ウクライナ戦争の責任はロシアにあります。理由は単純で、戦争を始めたのはプーチンだからです。ウクライナや東方拡大を進めるNATOにも問題があるといった複雑な背景を語る前に、先に暴力を振るった側に第一義的な責任があります。民族や宗教の衝突、領土問題など、どの国家間にも緊張関係はあるものです。それでも戦争にならないようにほとんどの国が自制して保っている秩序を、プーチンはわざわざ破ったのです。 「戦争の長期化を招いているゼレンスキーにも責任があるのではないか」という意見に対しては、被侵略国の責任を問うのはおかしいと断言します。この戦争を長期化させないための一番簡単な方法は、プーチンが戦争をやめることです。ウクライナがロシアの侵略に抵抗せずに戦争を停止するという選択肢も理論的には考えられますが、これは「侵略の成功」であって「戦争の早期解決」ではありません。
Published 2024/09/27 18:26 (JST) Updated 2024/09/28 00:49 (JST) 【モスクワ共同】ロシア国営のタス通信は27日、自民党総裁選で新総裁に選出された石破茂氏について、元防衛相でアジア版の北大西洋条約機構(NATO)創設の提唱者だと横顔を紹介した。首相に就任した場合も岸田政権と同様にウクライナ侵攻による対ロシア制裁が続く状況に変わりはないと、日本の識者の意見を引用して伝えた。 ロシア外務省は2022年7月、ロシア下院議員に制裁を科した日本への報復措置として日本の衆院議員計384人に対するロシア入国禁止を発表しており、石破氏も含まれている。 タスは石破氏の横顔として鉄道や軍備、漫画のほか1970年代ポップ音楽の愛好者と伝えた。
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