「ひまわり8号」(気象庁ホームページより) この記事の写真をすべて見る 「7号」と「8号」の画像を比較。白黒の「7号」は雲と黄砂が区別しづらいが、「8号」は黄砂が茶色く映されている(気象庁ホームページより) 日本、そしてアジアの空を見守り続ける人工衛星が、七夕に新旧交代する。昨年打ち上げられた気象衛星「ひまわり8号」が、7月7日午前11時(日本時間)から本格運用を開始するのだ。 このひまわり8号、従来機の7号よりパワーアップしたとのことだが、具体的に何が変わり、そして私たちの暮らしにどんな影響を与えるのか。気象庁を直撃した。 気象庁の吉崎徳人・衛星データ利用技術開発推進官は、ひまわり8号の性能について次のように話す。 「解像度の向上などによって、数値予報(コンピューターで未来の気象状況を予測する手法)の精度向上も図られると期待しています。また、『7号』まではモノクロでの撮影しかできなかった