CTOという仕事を「技術の分かる経営者」と定義し、自身を「役員型CTO」と位置づけるnanapiの和田修一さん。その考えの背景には、「優れたエンジニアである以前に、まず圧倒的に仕事のできる人でありたい」というかねてからの強い気持ちがあるという。 経営センスに強みを持つ異色のCTO、その考えに迫る。 以前、nanapi代表の古川健介(けんすう)さんにインタビューした際、こんなことを仰っていた。 たとえば弊社のCTOはバリバリのインフラエンジニアなんですけど、ファイナンスや経営も自分で勉強したりしています。 人材育成とか組織論にも手を伸ばしているし、デザインもすれば、自らプレゼンもする。幅広くあらゆるものを学んでいるので、非常に対応力が高いんです。 ―― nanapiけんすう氏へのインタビュー記事「優秀なエンジニアの定義とは?」―nanapiけんすうに訊く![1] ここで言及されているCTOと