2017年4月19日 著者の安田さんには別途、Facebookの方でコメント付けておきましたが(これを書いている時点では反応は頂けておりません)、プロの編集者が意識する「ドキュメント構造」――HTML仕様の欠点にひきずられちゃダメ!を読んで感じた違和感を記録の意味で覚え書きしておきます。一言で言えば、この記事が指摘している所の「HTML仕様の欠点」とは何か、が自分には理解できませんでした。 HTMLは、見出しは指定できるものの、「章(または節や項)がここからここまで」というのを必ず示す仕様にはなっていません(HTML5のsectionもあまりそうした利用はされていません)。そのため、マークアップの段階で「あ、ここの段落は浮いてるな」というように気づきにくいのです(docbookなど他の文書マークアップ言語では、セクションの範囲を示すものがあります)。 あまりそうした利用はされていません、と