埼玉県は男子の浦和、女子の浦和一女など伝統校、進学校を含め公立高校では全国的に珍しい男女別学が残る。「男女共同参画社会」を進める動きのなかで全校共学化する自治体が増え、宮城も昨春、県立が共学に。残るのは群馬などきわめて少数派だ。 埼玉でも男女共同参画推進条例が平成12年に制定されたのに伴い、県立高校をすべて共学化しようという動きがあった。産経新聞東京本社の資料室に『埼玉県立浦和第一女子高等学校 共学化の記録』という冊子が残っている。作家の吉永みち子さんや女優の向井亜紀さんの母校でもある浦和一女。共学化の危機を迎えた平成14年当時、「女子高としての存続」を決議した同校PTAが、経緯やアンケートなどをまとめたものだ。「共学では男に依存してしまう。一女はいろいろな面で頑張れ、共学よりたくましくなれる」など生徒の率直な意見は興味深い。保護者からは「これからは学校の個性が生徒を惹(ひ)きつけていく」
県内で新学期がスタートした八日、熊谷市の北端に位置し、利根川を挟んで群馬県側にある“飛び地”の妻沼小島地区の子どもたちは、対岸にある市内小中学校と、地続きの同県太田市の小中学校の二手に分かれて通学を始めた。地区内にあった熊谷市立小島小学校が児童減少のため三月末で休校し、併設の同小島中学校も来年三月末の休校予定となったのがきっかけ。背景には、くすぶり続ける太田市への地区編入問題もある。 (柏崎智子) 正式に熊谷市が新しい通学先として決定したのは、市立男沼小学校と妻沼西中学校。地区から約六キロ離れており、途中、利根川にかかる約八百メートルの橋を渡らなければならない。市は通学用のタクシーを用意した。
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