日本のサウナの歴史は長い 昨今のサウナブームの中で、サウナの「本場」と言えばフィンランドのサウナやロシアのバーニャ、というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。サウナに限らず、日本人はもともとその土壌があったり歴史があるものも、本場は海外だと思っていることが多々あります。 確かに狭義のサウナはフィンランドのサウナを指しますし、フィンランド式のサウナの本場はフィンランドですが、広義のサウナは蒸気浴全般を指し、日本にも長い蒸気浴の歴史があるのです。長いだけでなく、日本人の入浴の歴史は蒸気浴が中心で、サウナがブームになる下地は古代から私たちのDNAに刻み込まれていると言っても良いかもしれません。 「風呂」はもともと蒸し風呂 蒸気浴の歴史をたどるために、まず言葉を整理します。 ・沐浴:「沐」が髪を洗うこと、「浴」が身体を洗うことで髪と身体を洗うこと。 ・蒸気浴:蒸し風呂など、蒸気を使っ
楽しく自由に万葉集を楽しんでいるブログです。 初めてのお人でも、それなりのお人でも、楽しめると思います。 万葉雑記 番外編 フェイクニュース 平安時代の沐浴について考える 今回は万葉集にはまったく関係しませんが、人がある風説を思い込むと適切に古典原文が読解できなくなるのではないかという問題について、沐浴を例にとり、その風習と古典読解に遊びます。なお、扱うものは、一面、フェイクニュースが学説として定着した例となるものです。 さて、平安時代の入浴や洗髪に関する記事を眺めますと、平安時代の貴族の女性はろくに風呂を使わないし、洗髪もしない。だから、垢だらけで体臭もひどかったと解説するものを見ます。ここで、結論を先走りますが、本旨結論は温浴による洗髪や体を洗う行為は週に1回強は行い、水浴の禊潔斎を含めると週に2から3回は水で体を清めていたと考えます。つまり、従来の説はある種のトンデモ論であり、フェイ
(本記事は2021年3月25日午前5:51に「●●●●●●と私のTwitter夜逃げ(仮題)」として仮公開し、同月30日午後7時ごろに「呉座界隈問題と私のTwitter夜逃げ(その1)」として本公開した) >>必読事項<< ここを読み飛ばしたい方は以降の文章も読まないでください この記事は急いで書きましたので、誤字脱字や説明不足、不適切な表現、リンクの張り間違い、時系列の混乱、事実の見落とし、誤解などがあるかも知れません。 それらは見付け次第、修正していくつもりです。 文章が何度か変化していくだろうということです。 こういうことをすると、分野に関係なく物書きとしての信用が地に墜ちそうですが、それでも今回ばかりは仕方ないと思っています。 文章を比較検証したい方は、お好きにスクショを取るなどしてください。 ですが、そのスクショを拡散したり魚拓を取ったりすることについては、くれぐれも慎重になって
概要 職業ソフトウェアエンジニアを目指す方々にオススメしたい書籍トップ10です 以下の観点から選定しました 10年後でも変わらない、流行にとらわれず長く役に立つ、ソフトウェアエンジニアリングにおいて普遍的な知識 特定のプログラミング言語やプラットフォームやツールに精通するのではなく、現代のソフトウェア開発の哲学・文化の全体像が把握できることを優先 200~300ページくらいで初心者でも読破できる 400~500ページくらいの本もあるが、それらは辞書的に使うのがいい あえて10冊に絞り込んだので、ここに含められなかった書籍も当然あります CI/CDやDevOpsに関する本も入れたかった… デザインパターンに関する本も入れたかった… DDDやClean Architectureなどシステム設計に関する本は意図的に入れていない 真・プログラミングスクールに通うくらいならこの本を読め10選を書きま
翻訳こそ「政治の場」翻訳というと、どんな役割があると思われるだろうか? 語学や文学、せいぜい各国のおつきあいの際に必要なツール程度にみなされてきたかもしれない。じつは翻訳とはもろに政治の場であり、戦場であり、知力の武器そのものなのだ。 たとえば、明治時代、悪名高い日英間の不平等条約をなんとか修正するために、イギリスで『源氏物語』を一部英語に訳して出版した日本人がいた。ジャーナリストであり政治家であった末松謙澄(すえまつ・けんちょう)である。有名なアーサー・ウェイリーの英訳 The Tale of Genjiが二十世紀初頭に登場する以前のこと。 末松謙澄はどうしてそんな難事に挑んだのかといえば、日本が千年も昔から高度に発達した文明国であることを、『源氏物語』を通じて示すためだったという。それはある意味、正しい攻略法だっただろう。 事実、二十世紀初頭のモダニズム期にウェイリーの全訳を介して英語
名門ホテルザッハの紅茶もブレンド。100%天然原料で生産するウィーン発紅茶ブランド デンメアティーハウス(六本木) 2016/10/11 ショップ グルメ おもたせ 国立新美術館に近い六本木7丁目にある「デンメアティーハウス」。1981年にウィーンで創設された紅茶ブランドのアジア1号店だ。 店内には約60種類の紅茶と約30種類のフルーツティーが並ぶ。多くのブランドが委託生産を行うなか、オーストリア国内の自社工場で一貫生産。茶葉の鮮度が高く、安全性も高い。ノンカフェインのフルーツティーが他ブランドより豊富なのも魅力だ。香料は天然素材を使用しているため、茶葉を焼き菓子などに加えることもできる。 紅茶ではホテルザッハで提供されているザッハブレンド、フルーツティーではイチゴの香りが漂うフルーツガーデンが定番人気。ダージリンにジャスミンをブレンドし、ベルガモットの香りを付けたザッハブレンドは、アール
大気汚染物質の一種である微小粒子状物質「PM2・5」の大気中濃度が上昇すると、自宅や屋外などで心停止して救急搬送される人が増えるとする研究結果を、川崎医大(岡山県)などのチームが17日、米医学誌に発表した。 平成23年から28年の約6年間で、全国47都道府県で搬送された10万人のデータと、その場所ごとのPM2・5濃度との関連を分析した。チームの小島淳川崎医大教授(循環器内科学)は「初の全国規模の研究で、大気汚染が心停止と関連することを明らかにできた」と話している。 チームの分析によると、PM2・5の大気中濃度が、ある基準から1立方メートル当たり10マイクログラム(マイクロは100万分の1)だけ上昇すると、心停止で搬送される人が全国で1・6%増えた。 日本を大きく3つの区域に分割して調べると、愛知から大阪、高知にかけた中央部の14府県では5・9%上昇。また5~10月の温暖な時期に限ると全国で
インドのパンジャブ州からヒマラヤ山脈が数十年ぶりに見晴らせるようになった/Pardeep Pandit/Hindustan Times/Getty Images (CNN) インド北部のパンジャブ州で、200キロ近く離れたヒマラヤ山脈が数十年ぶりに見晴らせるようになり、市民を感嘆させている。同国では新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)で全土の大気汚染が大幅に改善していた。 同州ジャランダルや周辺地域の住民は、自宅から撮影したヒマラヤ山脈の写真をインターネットに投稿している。「インドのロックダウンのおかげで大気汚染が晴れ、ほぼ30年ぶりにヒマラヤ山脈がはっきり見える。素晴らしい」という書き込みもあった。 What nature really is and how we screwed it up. This is Dhauladhar mountain range of Hima
最近は授業準備時期ということもあって、初回授業でどういう資料を学生に与えるべきなのか、というのをいろいろと考えていた。 考えていて頭に浮かんだのは、よく本の謝辞とかインタビューとかで言われている「わたしは修士のときに○○先輩にレジュメの作り方(哲学文献の読み方)を叩き込まれた」的な発言だ。ああいうゼミ内、もしくは先輩後輩関係で受け継がれる「コツ」みたいなやつは、学生にはとっとと伝えるべきで、隠しておく必要はまったくない。というか、そういう大事な情報は、もうどっかの先生がうまくまとめて公開してくれとるじゃろ、、、 、、、と思って探してみたのだが、意外と見つからなかった。なぜだ。(もしかしたら僕が知らないだけで、各研究室で門外不出の秘伝資料として受け継がれているのかもしれない)。*1 ちなみに「研究発表のプレゼン用レジュメ」の作り方は、web上にいろいろと落ちてる。でも、以下で述べるように、読
2017年9月9日「PythonユーザのためのJupyter[実践]入門」出版のお知らせ(2017/08/29 追記) ご縁あって書籍「PythonユーザのためのJupyter[実践]入門」を共著で執筆させていただきました。 タイトルには入っていませんが、pandas、Matplotlib、Bokehの使い方についても詳しく解説しています。この記事に書かれていることも、よりわかりやすく書いてあります。Jupyter、pandas、Matplotlib、Bokehを使う際の必携の書となることを目指して執筆しましたので、ぜひお手に取ってごらんください。 「PythonユーザのためのJupyter[実践]入門」(池内孝啓、片柳薫子、岩尾 エマ はるか、@driller著、技術評論社) この記事は Python Advent Calendar 2015 - Adventer 13日目の記事です。
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