酒好きの間で、徐々にブームとなってきている「クラフトジン」――。 「ジントニック」「ジンバック」「ジンライム」と、カクテルの王道ラインナップだが、「ジン」の深みと個性は幅広く、製造工程や産地縛りが少ない“裾野の広さ”に今注目が集まっている。 「クラフトジン」とは「手作りの少量生産」「個性豊かなボタニカルの使用」を基本としたプレミアムジンのことである。ウイスキーなどに比べると製造工程に縛りが少なく、ベースのスピリッツからボタニカル(植物性の意。ジンのアクセントとなる)の選別に至るまで、こだわりを反映させやすいということ。 大手メーカーの大量生産のジンには出せない味わい。味のバラエティーの豊富さ。土地の個性が現われた“地ジン”としての魅力。作り手の情熱を感じる誕生秘話。酒好きの探究心を絶妙にくすぐる「クラフトジン」の世界に、今こそ足を踏み入れてはいかがだろう? 本企画では、今トレンドになりつつ