ガウシアンフィルタ(gaussian filter)についてです.ガウシアンフィルタは一言でいうと,中心画素からの距離が近い画素の情報を優先的に用いることで,画像の平滑化を行うフィルタです. ボックスフィルタ(平均値フィルタ)では,画像とフィルタカーネルを畳み込む際,すべて等しい値を持つフィルタカーネルを使用していました.ボックスフィルタは単純に平均値を求めるためのフィルタですので,これは当然といえば当然でしょう. でも,直感的に考えると,参照画素が注目画素から離れれば離れるほど,中心画素と参照画素の関係性は薄くなっていきそうな気がしますよね? その直感に則したフィルタが,今回の本題である ガウシアンフィルタ です. コンセプト自体は非常に簡単で,中心画素からの距離に応じて重みをかける,というものです.これだけです. コンセプトがわかったところで,実際の処理を説明していきます.とはいえ,基
「強いプログラミングを作るテクニックを学ぶ」の連載3回目で、『要求分析の重要さと難しさ』というサブタイトルで、要求仕様の分析について取り上げました。その中で、USDM(*)という仕様書の表記をご紹介しました。 ※ LEDキューブシステムUSDM版仕様書 >> Download : specofledcube_specusdm_v1a.xls このUSDM版仕様書をご覧になった皆さんは、どう思われたでしょう? 私も当初は、ドキュメント形態として重くて面倒だな...と思っていました。その後、いろいろ試す中で、USDMを使うのも悪くないなと思うようになりました。その理由を、3つばかりご紹介しておきます。 【こんな時に、USDM作ってみてよかったと思った】 (1) 仕様理解のために使う 連載本編でもこの方法をご紹介しました。 以前から、仕様書を読んでQ&Aシートを毎回作っていましたが、それでも理解
エッジ保持平滑化フィルタの代表である,バイラテラルフィルタ(bilateral filter)についての説明です.ボックスフィルタやガウシアンフィルタなどの平滑化フィルタを用いて処理を行うと,画像を滑らかにすることができました. ただ,これらのフィルタを用いると,問答無用で画像がボケてしまいます.(結果の画像は,ガウシアンフィルタでご覧いただけます.) 平滑化は本来,ノイズなどを除去するために行われるものです.しかし,それによって画像がボケてしまい,画像がもつ特徴や,鮮明さが失われてしまっては,意味がありません. この平滑化により発生するボケを防ぐために考案されたものが,今回紹介するバイラテラルフィルタ1)C. Tomasi and R. Manduchi, “Bilateral Filtering for Gray and Color Images, ” in Proc. IEEE In
eコマース業界カオスマップ2016 - EC決済サービス編 eコマースの浸透に伴いeコマースの運営を支援するテクノロジーも大幅に拡大してきており、提供されているサービスは膨大な数にのぼる。そのためeコマース 業界に深く携わっていても全てのサービスとその特性を理解することは非常に難しくなってきている。また、eコマース業界初心者や少し離れたテクノロジー関連の業界から見ても非常に分かりにくい部分が増えてきている。 そこでeコマース業界の“今”を分かりやすく、そして網羅的にマップ化した「eコマース業界カオスマップ」をeコマースコンバージョンラボと日本ネット経済新聞の共同企画で作成。可能な限りeコマース業界の今を中立的に整理し、網羅的に全サービスを掲載することを大目的としている。今回はEC決済サービス版となる。 ※マップに不足等があった場合は適宜修正し最新化していく。 <参考> 【EC支援サービスマ
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 趣味でも業務でも日々Webサービスを開発しているzaruです。こんにちは。ついにアドベントカレンダーも最終日です。まだサンタとしての仕事が残っています。さて今回は仕事としてWebサービスを開発するときに気をつけたいポイントを紹介します。まぁ仕事に限った話じゃないですが…参考になれば幸いです。特に新卒プログラマあたりに読んでもらえればと思います😀 なお僕の業務上インフラ周りはAWSが多いです。 RASISという指標 RASISという指標があります。コンピュータシステムの評価指標5つの頭文字を取ったものです。 Reliability(信頼
ソフトウェア開発の最上流工程である「要求定義」で誤りがあると、いくらその後の設計が正しく行われたとしても、やり直しが必要となります。一般的に、不具合の発見が遅れるほど、それを解決するための工数が多く発生すると言われ、上流での問題を早く解決することが、生産性を上げるための重要なポイントと言えます。 エクスモーションでは、「要求定義」の方法として『USDM』を採用しています。 『USDM』は、「要求を整理して階層化する」「要求に対しての仕様を記述する」「要求の理由を明記する」など、ポイントがいくつかあります。 そのポイントをふまえた「要求定義」を行うことで、上流での問題を早く解決することにつながります。 開発現場には[要求]はなく、「製品スペック」か「制御方法や機能の仕様」 しかない 一般的な組込みソフトウェアの開発現場では、「要求」と言われるものはほとんど記述されていません。あるものと言えば
LINE株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。 LINEヤフー Tech Blog saegusa2017-04-16Yoshihiro was a network engineer at LINE, responsible for all levels of LINE's infrastructure. Since being named Infra Platform Department manager, he is finding ways to apply LINE's technology and business goals to the platform. こんにちは。LINEでネットワークやデータセンターを担当している三枝です。2017年1月にJANOG39で登壇する機会を頂きましたので、今回
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く