プレスリリース (研究成果) 施設栽培トマトの糖度を予測・制御可能に - 「NARO生育・収量予測ツール①果菜類」に トマト糖度制御機能を追加し、高糖度トマト生産をサポート - ポイント 農研機構は、環境や生育データから施設果菜の生育等をシミュレーションする「NARO生育・収量予測ツール①果菜類」に、トマト果実の糖度を予測・制御する機能を新たに追加しました。トマトの糖度を制御することは容易ではなく、高糖度トマトの生産には収量減少のリスクを伴うため、高い技術と経験が必要でした。本機能により、目標品質に合わせたトマトの糖度と収量の制御が、同時かつ容易に可能となります。本機能は、2025年3月31日に提供を開始しました。農業データ連携基盤「WAGRI1)」を介して提供する「NARO生育・収量予測ツール①果菜類」を契約された方が、この機能を追加料金なしで利用できます。 概要 農研機構は、作物の安定
プレスリリース (研究成果) AI利用を促進!農作物のアノテーションを効率化するプログラムを開発 - 所要時間を1/5に短縮、標準作業手順書も同時公開 - ポイント 農研機構は、AIによる画像処理で農作物の花や果実などを検出する際に必要なアノテーション1)作業(学習2)データを作る作業)を効率化できるプログラムを開発し、職務作成プログラムとして利用申請の受付を開始しました。イチゴの花を用いて実証した際、本プログラムを利用することで、アノテーション作業の所要時間が、従来手法と比べて約1/5に短縮できました。本プログラムの使い方を記載した標準作業手順書(SOP)も併せて公開しました。研究機関、農業関係の高校や大学、企業等の皆さまにご活用いただけます。本成果は、AIによる農作物の画像処理の利用普及に貢献することが期待されます。 概要 AI(人工知能)を用いた画像処理は顔認識や車両の自動運転で広く
要約版PDF 発表のポイント ◆ペンギンは深度100mを超える暗い海の中で魚を捕まえますが、実際にその様子の撮影に成功した例はなく、どのように魚を捕まえているのかは不明でした。 ◆今回、LED光源のついたビデオカメラをキングペンギンに装着し、暗い海で餌を採る瞬間の撮影に世界で初めて成功しました。キングペンギンは餌の魚にほとんど気づかれることなく近づき、とても高い成功率で次々と魚を捕まえていることが判明しました。 ◆ペンギンが暗闇で餌を採る戦略を明らかにすることで、動物たちがどのようにして深い海の環境に適応したのかを理解することにつながると考えています。 (左)キングペンギン (中央)小型のビデオカメラを装着した様子のイメージ図 (右)撮影された映像の一部 概要 東京大学大気海洋研究所の上坂怜生特任研究員、坂本健太郎准教授、佐藤克文教授、フランス国立科学研究センターシゼ生物学研究所のチャール
この画像を大きなサイズで見る2025 Sagaing Earthquake Archive/Youtube 2025年3月28日、ミャンマー中部を襲ったマグニチュード7.7の大地震の瞬間、地面がまるで引き裂かれるように動いていく様子が監視カメラに記録された。 この映像は、断層が実際に動く様子をとらえた世界初の事例だという。 最初に地面が揺れた後、画面右奥の地面がそのまま手前にスライドしたのだ。まるで地球そのものが生きていているかのようなこの映像は、自然現象の脅威を如実に物語っている。 目に見えてわかる地面の動き 2025年3月28日に発生したミャンマー地震は、ミャンマーを南北に縦断するサガイン断層が約460kmにわたって一気に動いたことによって発生し、広範囲に被害をもたらした歴史的な大地震である。 マグニチュード7.7の地震は、ミャンマー国内のみならず、タイ、インド北東部、中国南部、バング
田植え2週間後の水田。苗が碁盤の目状に並び、縦横どちらからでも除草機をかけることができる(千葉県いすみ市で) 正面から見ても真横から見ても、苗が整然と1列に並ぶ――。農研機構が開発中の、苗を碁盤の目状に植える「両正条植え」ができる田植え機だ。縦横どちらの向きにも除草機を走らせることができるため、雑草と戦い続ける有機栽培で効果を発揮。収量向上や面積拡大につながると期待される。 田植え機は通常、進行方向には苗が1列に並ぶ。だが折り返した後は、進行方向に対して90度横の直交方向には、苗はそろわない。位置を微調整して植え始めをそろえても、水田はぬかるんでいるため田植え機の車輪が滑り、徐々にずれていってしまう。 この田植え機は、植え付け部を人工衛星からの位置情報で制御する。田植え機が最初の直線を走る際に、直交方向に30センチの等間隔で仮想の基準線を設定。折り返して以降は、この基準線の上に来たら苗を植
【読売新聞】 精米所に侵入し玄米を盗んだとして、窃盗と建造物侵入罪に問われた青森市の会社員の男(37)の初公判が13日、青森地裁(蔵本匡成裁判官)であり、男は起訴事実を認めた。 起訴状によると、男は3月2日午後5時頃~3日午前0時
これから日本企業が勝ち残るには、なにが必要なのか。日本工業大学大学院技術経営研究科の田中道昭教授は「『売る企業』から『支える企業』への転換を成功させたアメリカの農業機械メーカー・ジョンディアが参考になる」という――。 “常識破り”のアメリカ製造業 2025年1月の米CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)において、筆者の心を最も震わせたのは、きらびやかな最新ガジェット群ではなく、アメリカの農業機械メーカー・John Deere(ジョンディア)のトラクター群だった。 その理由は物理的な大きさではない。同社が、“農業機械メーカー”という既存の枠組みを遥かに超越した、緻密かつ壮大な未来戦略を示していたからだ。
趣旨 現在、農林水産省ではスマート実証の着実な実施とともに、スマート農業技術の普及を支援する取組を強化している。その中で「スマート農業実証プロジェクト」実証コンソーシアムと連携し、農業界の将来を担う学生や生産者等がスマート農業技術を見学、体験をする場や情報収集をする場を提供する取組の強化が求められている。 そこで、「スマート農業実証プロジェクト」におけるスマート農業技術の成果の発信と普及を目的とし、今回はAI画像認識を活用したスマート農機による除草やドローン空撮×AI病害・雑草検知とドローン等による防除の実証成果について報告する。 また見学会では有機農業で最も大変な除草作業の負担軽減が期待される、AI画像認識を導入した「EVクローラ型除草カルチ自動化ロボット」による除草の実演を行う。 (本ロボットは北見工業大学と株式会社キュウホーとの共同で開発され、今年の「第1回みどり戦略学生チャレンジ(
プレスリリース (研究成果)積雪地帯における麦類の生育時期の推定を可能に - 温暖化と積雪減少が越冬麦類の生育時期を早めている - ポイント 農研機構は、過去25年の試験ほ場(北海道・東北・北陸)の気象観測データと麦類の生育調査から生育の早晩を評価し、温暖化と積雪減少が越冬麦類の生育時期を早めていることを明らかにしました。さらに、気温だけでは推定できなかった麦類の生育の早晩を、麦類が温度を感じる成長点の温度(成長点温度1))を使って推定できることを明らかにしました。本成果を用いて正確な生育予測方法の開発が可能となり、気象変動影響を考慮した栽培管理に役立ちます。 概要 近年の温暖化により、積雪地帯で越冬する大麦や小麦の生育時期が変化しています。多くの作物では、生育期間の気温が上昇すると生育時期が早まるためです。生産者は生育に応じて栽培管理を行うため、生育時期の変動は栽培管理スケジュールに影響
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "バイオフォトン" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2023年1月) バイオフォトン (biophoton) は生命を意味するバイオ (bio) と光子を意味するフォトン (photon) を組み合わせた造語で、厳密な定義はないが、生物発光 (bioluminescence) のうち、非常に強度が小さい場合や、その時放出される光子を指す言葉として用いられる。 光は量子力学が教えるように波の性質と粒子の性質を持っている。普通我々が光として認識する強度では、電磁波としての性質が顕著だが、強度が小さくなるにしたがって粒子すなわち
生物は非常に微弱な光(10-10³光子/cm²/秒、波長範囲は200~1000nm)を放出していることが知られている。これを「Ultraweak Photon Emission」(UPE)やバイオフォトンと呼び、すべての生物から観察できるが、とても弱いため特殊な機器でしか検出できない。 研究チームは、超高感度カメラを使ってUPEを観察する3つの実験を行った。 1つ目の実験では、生きているマウスと死んだマウスを比較した。まず4匹の生きているマウスを30分間暗闇に置いた後、60分間撮影した。その後、同じマウスを安楽死させて再び撮影した。結果は、生きているマウスは死んだマウスよりも明らかに多くの光を放出していた。生きているマウスの体全体から光が放出される一方、死んだマウスではほとんど光が見られなかった。この実験は生命活動とUPEの関係を示している。 ▲生きているマウス(上段)は死亡したマウス(下
巨大地震の発生が懸念されている日本海溝などの地形を調査するために改造されたJAMSTEC=海洋研究開発機構の無人探査機「うらしま」が、12日、神奈川県横須賀市で報道関係者に公開されました。 公開されたJAMSTECの無人探査機「うらしま」は、全長10.7メートル、幅1.3メートルで、2009年から運用され、海底の精密な地形図の作成などに活用されてきました。 これまでは水深3500メートルまでしか探査できませんでしたが、より幅広い海域を調査するため、今回、耐圧を高める改造を行った結果、水深8000メートルまで潜ることができるようになりました。 これにより、巨大地震の発生が懸念されている日本海溝を含む、日本のEEZ=排他的経済水域のほぼ全域を探査できるようになるということで、早ければ来年度にも本格的な運用を開始するということです。 JAMSTEC技術開発部の中谷武志グループリーダー代理は「東日
QRコードには誤り訂正機能が組み込まれており、一部が汚れていたり破損したりしていても元の情報を読み取れるようになっています。そんなQRコードの誤り訂正能力を実感できるウェブサイトが「QR is cool」で、自分でQRコードの一部を改変しながらどれだけ元の情報を保てるのか試すことができます。 App | QR is cool https://qris.cool/ QRコードの誤り訂正能力は「レベルL」「レベルM」「レベルQ」「レベルH」の4段階に分かれており、レベルLなら最大約7%、レベルMなら最大約15%、レベルQなら最大約25%、レベルHなら最大約30%が欠損しても元の情報を保つことができます。 QR is coolはQRコードを読み取ったうえで、「QRコードの一部を書き換えて元の情報を保てる限界点を探る」という実験ができるウェブサイトです。実験に使うQRコードは元から用意されているも
犬の嗅覚は非常に優れており、警察犬や麻薬探知犬として人間と協力しつつ仕事をしています。そんな犬には、ブドウの大敵でもある病気「うどんこ病」の匂いを嗅ぎ分けるという能力が備わっているのですが、一体なぜ匂いがわかるのかは明らかになっていませんでした。この謎について、テキサス工科大学の研究チームがひとつの仮説を立てました。 Guardians of the vineyard: Canines and chemistry team up to combat powdery mildew - American Chemical Society https://www.acs.org/pressroom/presspacs/2025/march/guardians-of-the-vineyard-canines-and-chemistry-team-up-to-combat-powdery-milde
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