「日本もそろそろ中国の方が上だ、ということを認識する時期に来ているのではないか」。2010年ごろ、後に外相になる知日派の王毅氏が直接、著者に語った言葉を赤裸々に紹介している。日本が防衛予算で既に中国に抜かれ、経済規模でも追い越された時期だったという。見逃せないのは、国力が強い弱いの論議ではなく、上か下かという権威的関係を持ち出したことだ。ここに伝統的な秩序やヒエラルキーに縛られる中国外交の特徴
・・さて、前置きのつもりの上の文章ががずいぶん長くなってしまったので、別エントリを立てます。というわけで日本だけではなく世界中でその振る舞いが警戒されつつある中国とはどういう国なのか、その「建国」の事情に立ち返って捉えなおすには、なんといってもこの書物でしょう。 毛沢東 ある人生(上) 作者: フィリップショート,山形浩生,守岡桜出版社/メーカー: 白水社発売日: 2010/07/17メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (19件) を見る毛沢東 ある人生(下) 作者: フィリップショート,山形浩生,守岡桜出版社/メーカー: 白水社発売日: 2010/07/17メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見る 7月に出たこの上下巻本は相変わらず書店の中国コーナーに平積みにされているけど、若年層の中国離れがいっそう進
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