ウェブ人間論 梅田 望夫 / 平野 啓一郎 梅田望夫と平野啓一郎の対談集である「ウェブ人間論」を読了した。基本的な感想は、この書籍の元になった新潮に対談が掲載されたときに「新潮6月号の梅田望夫×平野啓一郎の対談を読んで」にもすでに書いたし、ここやここでは平野啓一郎本人が登場するというハプニングがあったことも記憶に新しいところだ。その後に平野はほんとうに公式ブログを開設したりもした。これら一連のできごとは、とても楽しいものだった。 だけど、いやだからこそ、この件を引っ張る形でこれ以上書評を続けると知人友人ばかり持ち上げる内輪やらせブロガー的なダークサイドに堕ちてしまう気がするので、この機会に大きく踏み外してみようと思う。 ぼくが今の今まで注意深く避けてきた、グーグルの技術論について、この機会にとうとう語ってしまおうと思う。 ■「過去7年におけるグーグル成功の最大の要素は『運』だった」(Se
領域と役割 内輪の慣習 白衣に身を包んで そして奇跡が起きる 未来のアーキテクト 秘けつとメッセージ その1:領域と役割 まず情報アーキテクチャと言われる領域があり、そしてインフォメーションアーキテクトという役割がある。このふたつは程度の違いこそあれ互いに密接に係わり合い、一方に関する話題は、当然もう一方にも関連するものであった。しかし今その関係性を変えるべき時にさしかかっている。 景気の低迷にふさわしいタイミングなどないが、昨今の変動は情報アーキテクチャのコミュニティにとって大きな痛手だった。「ウェブデザイン」におけるわれわれの試みがようやく日の目を見始めたころ、不景気がその努力を台無しにしてしまったのだ。そのおかげで5年におよぶドットコム勢力にうんざりし、かつ不況で追い討ちをかけられたクライアントから、われわれはすっかり懐疑のまなざしを向けられる羽目となってしまった。 ニューエコノミー
ここ1カ月で大きなニュースと言えば、マイクロソフトとノベルがLinuxで提携したことだろう。これが業界にとって不意打ちだったことは明らかだ。しかし、よく考えてみれば、私にとってはそれほどの驚きではなかった。少なくとも、衝撃とまでは言えないと思う。 つまり、マルチプロセッサーと仮想化の時代には、OSは以前ほど重要ではなくなる。このことは前回のWinHEC以来、かなりはっきりしていたはずだ。今では、Parallellsを使ってWindows XPあるいはVistaを、Intel Macのアプリケーションとして動かすことができる。実際、十分に強力なIntel Macを使えば、Mac OSの下のWindowsでたくさんのアプリケーションを実行できるのだ。 また、Mac OSの下にあるUNIXの機能を使って、あるアプリケーションの結果を別のアプリケーションに送ったり、Windowsアプリケーションか
OSの開発について、エリック・ポバースが次のようにコメントした。 「マイクロソフトが不承不承OS企業になったと考えているのかもしれないが、IBMとの契約の本当の価値は、プログラミング・ツールとアプリケーションだった。DOSビジネスは、利益は生むが魅力のない泥沼であり、そこからIBMを救うアプリケーションプラットフォームと見なされていたのはMacだ。それに次ぐ大きな希望はOS/2だったが、IBMには消費者向けの製品を開発する手掛かりがないことが明らかになるとその希望は消えた」。 「これらの取り組みに関与したマイクロソフトの元社員たちが告白本で繰り返し取り上げているのは、プラットフォームを提供するという荷の重い仕事は、誰か他の人にやらせたいという願望である。どんなに報酬が与えられても、OS開発は世界に自分の名を知らしめたいと望む若いコード開発者からは低く見られていた」。 「マイクロソフトはそれ
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「『JIS X 0213』の基本的な考えは,必要な漢字を使いたくても使えなくて困っている人たちを助けることだった」。こう語るのは,京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター助教授の安岡孝一氏。1997年以来JISの委員としてJIS規格の文字コード(「JIS X 0213」や「JIS X 0213:2004」など)の策定にかかわってきた安岡氏に,最近の文字コードの変遷や,Windows VistaにおけるJIS X 0213対応に関する見解を聞いた。 ──JIS X 0213の概要や,それが2004年に改訂された経緯などを教えてほしい。 安岡氏:過去に使われていた文字集合「JIS X 0208」や「JIS X 0212」には,日本の地名で使われている文字が抜けているなど,重要な文字の不足がありました。ただしこの問題は,そこに住む地元の人は困っていても,日本全体で見るとほとんどの人が困って
_ MSDNの更新がわかりにくかった(継続中) 最近、オープンライセンスというのが1ライセンスから購入可能になったので、そっちに移行しようと考えた。というのは、複数年(個人の場合は2年)一括払いなんだがその代わりに普通のパッケージ価格の半額弱の計算になるからだ。と思う(と付け加えるくらいにいま一つ良くわからない)。 で、新規のオープンライセンスのVS Pro Premium(キャンペーン中)と継続のVS Architect Premiumがほぼ同じ値段で、現在VS Architectのおれは、ランクダウンになるProではなくArchitectに移行できると思うんで発注してみたが(でもProキャンペーン中はすごく安価なのでそれはそれで魅力的ではある)、その後でリンクをクリックすると5ライセンスから(これは以前の条件のはず)と書いたページとか、なんか不安になる情報しか出てこない。まともにWeb
_ Binary 2.0 カンファレンス Binary 2.0カンファレンス 2006 発表資料とレポート 一昨日になるが、Binary 2.0 カンファレンスに参加した(ご招待ありがとうございます)。 今回も滅法おもしろかった。僕にとっては、ネタ的/プレゼンインパクト的にはWiiリモコンでPS3をあやつった八重樫剛史さんの『tty hacks for PS3 Linux』と、あるある感が(あるのかよというツッコミはあるだろうけど)楽しかったakrさんの『getcontextの怪』と中村実さんの『マルチコア時代の並列プログラミング:ロックとメモリオーダリング』がベスト3かな。もちろん、「1か0かどちらかを選べと聞かれたら自由と答える」にはぐっと来たけどな。 で、上のはおいおいということで、残りからは本題に入る前に時間を食われてなにやら良くわからなかった竹迫良範さんの『Web2.0時代のAj
昨日の出版記念パーティー参加者募集エントリーでは、数名の方から「トラックバックできなかったけど参加したい」というありがたいお言葉をいただきました。ついては、「前座サイン会」を行います。 パーティーと同じ11日の5時~6時半くらい、パーティーと同じ会場に私がうろうろとおりますので、その時間内に本を買って持ってきてくださればなんか書きます。サイン会というほどのもんではないですが。あれこれ雑用してる危険もあるので、その場合は探してください。 うーむ、しかしこの本、どこの本屋に置いてもらえるのでしょうか。不明です。明日編集者の方にお会いするので聞いてきますね。 追記:朝日新聞社さんがその場で本の販売もしてくれるそうですので、会場で買いたい方はコメントで申し込んでください。(準備する本の都合上数を把握したいので) また、希望があれば、9日土曜午後早めの時間「京都」でも時間が取れます。その辺のスタバ等
Posted by nene2001 at 11:37 / Tag(Edit): work / 3 Comments: Post / View / 0 TrackBack / Google Maps ...というのがあるらしい。 超大手で。 大学時代の研究室同期がある「死の病」から生還した祝いの飲み会(と言いつつ俺だけ諸事情あり主旨を判ってなかった...ただの飲み会と思ってた)を新橋でやったんだけれども。 そいつ、入院する直前に転職してたんだけど、そこが組合が強いところで、協定で決められた時間以上の組合員の残業を一切認めないところらしい。 たった1回でも、オーバーすればマネージャーの首が飛ぶって。(そいつがいうには)誇大表現でもなんでもなく、マジで、ということらしい。 社名は伏せるが、車やバイクや飛行機やロボットなんか作ってる某H社らしいのだけど。 いや、俺が最初に入
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