社会 米兵、自動車保険逃れ SACO合意“抜け穴”2008年9月1日 日米特別行動委員会(SACO)合意に基づく日米地位協定の運用改善措置として、1997年からすべての米軍関係者に加入が義務化された私有車両の任意自動車保険について、車両登録時に加入が確認された後、保険を解約して保険料払い戻しを受ける加入逃れの実態があることが31日までに防衛省関係者の話で分かった。米兵らの公務外の事件事故をめぐっては、被害者補償の観点から地位協定の抜本的改定を求める意見があるのに対し、政府は運用改善で十分対応が可能としてきたが、“抜け穴”が露呈した格好だ。 防衛省は琉球新報社の取材に対し「米軍関係者の私有車両の登録の際、任意保険に加入を義務付ける仕組みを導入したと米側から聞いている」と説明。加入逃れの実態については「分からない」と述べている。 一方、同省関係者は加入逃れの実態を明らかにしたが、どの程