流行りの言葉「マンキーピング」 ニューヨークの公認臨床ソーシャルワーカーで、男性向けセラピーが専門のジャスティン・リオイは、新しいクライアントにまずこう尋ねる。「自分の人生でいま起こっていることについて、誰に相談できますか?」 彼のクライアントのうち、異性愛者の男性の多くは、自分の彼女や妻以外には滅多に心を開かないと話すそうだ。パートナーの女性たちが彼らの非公式なセラピストとなり、「感情的な面倒をすべて引き受けている」とリオイは言う。 現在、その役割は「マンキーピング」と呼ばれている。スタンフォード大学の研究者、アンジェリカ・プツィオ・フェラーラが作ったこの言葉は、ネット上で急速に広まった。 マンキーピングとは、女性たちが男性パートナーの社会的・感情的なニーズを満たすためにおこなう仕事を指す。そこには、パートナーが日々の困難や内面の葛藤を乗り越えるのを支えたり、友人と会うように促したりする