ハッキング技術の日本一を競う全国大会「SECCON(セクコン)」が1日、東京都足立区の東京電機大で始まった。 サイバー犯罪に対処できる「正義のハッカー」を発掘しようと、警察庁が初めて後援した。初開催の前回は学生と社会人の2部門で行われたが、今回は統合。509チーム、計1312人のうち、予選会を勝ち抜いた20チームの計80人が2日間の日程で、サーバーに侵入してデータを改ざんしたり、情報を抜き取ったりするスピードなどを競う。 出場した北海道釧路市の中学3年(15)は「コンピューター技術者になるのが夢で経験を積みたい。ほかのチームと競うのが楽しい」と話していた。