現在わが国で消費されている原粗油の発電用途向けのうちの62.6%、LNGでは25.1%ほどが、原発代替燃料であると推定されます。(2011年度から原発止まっていって、2012年度にはほとんど止まっていますから、2013年の数値とほとんど変わらないものと思われます)。 さて、石油連盟のデータでは、わが国の原油需要量の11.92%が、2011年度、発電用でした。上の表で2011年度と2012年度を比較すると、重油は35.8%増、原油は16.1%増、重油+原油は26.1%増となっています。そこで最後の数値を取り、わが国全体の原油輸入量自体は2011年度から2013年度でほとんど変化していませんので、2012年度および2013年度の発電用途向け石油消費は、11.92%×(100%+26.1%)≒15.0%と推定することができます。 なお、LNGでは、前回資料の通り、発電用途向けは71.4%です。