東京都は5月12日、全都立学校に生成AIサービス「都立AI」を導入すると発表した。対象の学校数は256校で、約14万人の児童・生徒がAIを利用できる。授業や探求学習にAIを取り入れるほか、教職員の事務文書の作成にも活用するという。 都立AIは、コニカミノルタジャパン(東京都港区)が開発した都立学校専用のAIサービス。AIモデルは米OpenAIのAIモデル「GPT-4o-mini」以上のモデルに対応し、今後も順次アップデートする予定だ。チャット機能は、テキストと画像による入力に対応。作文や資料作りを支援する「プロンプトテンプレート機能」なども搭載する。 加えて、不適切なやりとりをフィルタリングする機能を搭載。入力データはAIの学習には使わないため「安心・安全な生成AI利活用」ができるとしている。