スタジオジブリ作品はオリジナルストーリーの作品も数々ありますが、そんな中でも小説や映画などなど、様々な影響を受けています。 中でも、高畑勲監督と宮崎駿監督が敬愛していた、宮沢賢治の影響は大きなものがあります。 ジブリ作品において、どのような影響を受けていたのか、ご紹介します。 どんぐりと山猫 『となりのトトロ』でサツキとメイがバス停でお父さんを待っているときに、トトロが茫然と現れますが、あのシーンのイメージには宮沢賢治の『どんぐりと山猫』があります。 小説を読んだ宮崎駿監督は、挿絵に描かれていた山猫が小さかったことが気に入らなかったそうです。想像では、2メートルほどある巨大な山猫がぼう然と立って、足下でどんぐりがキイキイ言うシーンをイメージしていたことから、トトロの登場へと繋がっていきました。 ちなみに、三鷹の森ジブリ美術館の看板には、トトロに似た山猫がいます。 きっと、宮崎監督が思い描い