テレビの世界は、一見きらびやかだ。全国ネットで流れる笑顔や立ち居振る舞いは、日常を彩るひとコマとして私たちに届く。けれど、その裏で何が起きていたのか――本人が語らない限り、知るすべはない。元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんも、そんな「知りえなかった一人」だった。大学時代から注目され、期待を一身に背負いながら入社し、番組を次々と担当。だが、ある日を境に、画面から姿を消した。「もう戻れないかもしれない」と思った日々を経て、少しずつ言葉を取り戻しつつある。そんな彼女の“今の姿”を、プロインタビュアーの吉田豪氏が前編・後編にわたって引き出した。 目次 『みんかぶマガジン』ヤバいんですか?いまはあらゆることにチャレンジできる状態異色の趣味「ボトルシップ作り」「ここまで元気になった人は少ない」精神科医師の言葉「私だから死んでない」SNS中傷との向き合い方「女子アナ」という言葉に嫌悪感台場駅に“怪しい