文化・風習の異なる海外の人たちとコミュニケーションをすることは、想像している以上にひと筋縄ではいかないもの。ましてや、一緒に仕事をするとなるとなおさらだ。グローバル社会の到来が叫ばれて久しい昨今、それを体現しているビジネスマンはまだ少ないが、そのためにはどんな資質が求められるのか。そこで、2015年10月に転職して株式会社博報堂に入社したばかりの吉岡由佳さん、二反田将紀さんのふたりに「異文化コミュニケーションのコツ」について聞いた。 インドでの生活は「仕事」の前に「健康」 ――今日はよろしくお願いします!おふたりとも、最近転職してこられたんですよね。前職について聞かせてもらえますか? 吉岡「はい。私は大手総合電機メーカーで、半導体部品の営業と大手自動車メーカー向けプロジェクトマネージメント業務を担当しました。北米・ヨーロッパ・中国・アジア諸国と、クライアントが海外だったこともあり、ほとんど