冬はお風呂でゆっくり温まりたい、温泉ならなおうれしい、と思う人は多いと思いますが、温泉を楽しむのは人間だけではありません。長野県の自然の中で、四季折々のサルたちの姿が見られる「地獄谷野猿公苑(じごくだにやえんこうえん)」(長野県山ノ内町)は、冬場、雪景色の中で温泉につかるサルたちの姿が、世界的にも有名となっています。 【写真】「温泉ザル」だけじゃない! 四季折々のサルたちの姿を見る ただ、気になるのは、温泉で温まったサルの「その後」です。サルたちが、湯上がりにタオルで体を拭くとは思えません。人間ならすぐに湯冷めしてしまいそうですが、サルは湯冷めしないのでしょうか。サルが温泉に入るようになった経緯なども含め、地獄谷野猿公苑の担当者に聞きました。 汗腺少なく体毛「密」で湯冷めせずQ.最初に、地獄谷野猿公苑の開設経緯を教えてください。 担当者「初代苑長の原荘悟(はら・そうご)氏は、元々長野電鉄の