米ニューヨークにある「アルジャジーラ・アメリカ」の事務所に入る人=13日(ゲッティ=共同) 【ニューヨーク共同】中東の衛星テレビ、アルジャジーラ(本社カタール・ドーハ)の米国版放送「アルジャジーラ・アメリカ」は13日、4月30日までに放送を停止し、事務所を閉鎖すると発表した。欧米メディアと異なる視点を売りにしてきたが、イスラム過激派の肉声を伝えるなど「反米」のイメージを持たれ低視聴率が続いていた。 米メディアによると、一般的に視聴率の高い夜の時間帯でも2万~4万人の視聴者しかいなかった。アルジャジーラに出資しているカタール政府の収入源である原油の価格が下げ止まらないことが影響したとの見方も出ている。