東シナ海でのガス田開発をめぐり、日中の中間線付近の中国側の海域で、中国が新たな構造物の設置を進めていることが確認され、外務省は一方的な開発は極めて遺憾だとして中国側に強く抗議しました。 東シナ海のガス田開発をめぐっては、2008年に日中両政府が共同開発することで合意しましたが合意の実施に関する交渉は中断したままで、中国側が一方的に日中の中間線付近に構造物を建設するなどしています。 こうした中、外務省は中間線付近の中国側の海域で、中国が新たに構造物1基の設置を進めていることが確認されたと13日、明らかにしました。 これを受けて外務省の金井アジア大洋州局長は中国大使館の施泳 次席公使に対し、一方的な開発は極めて遺憾だとして強く抗議し、2008年の合意に基づいて交渉に早期に応じるよう改めて求めました。 外務省によりますとこうした構造物の設置は、これが19基目だということです。