米カリフォルニア州ガーデングローブにロバート・H・シュラー牧師が建設した「メガチャーチ」のガーデングローブ・コミュニティ教会。著名な建築家フィリップ・ジョンソンが総ガラス貼りにしたことから「クリスタル・カテドラル」と呼ばれていたが、これからは「クライスト・カテドラル」と名乗ることになった。 シュラー氏は、テレビ伝道にも乗り出し、一時は信徒7千人を擁していたが、同氏の引退後、一家の内紛が表面化し会員減少につながった。最初は息子ロバート氏が後継者となったが、父親と意見が対立、2008年に退陣、息女シェイラ・シュラー・コールマン牧師が主宰者となった。 宣教活動の主体となったテレビ番組「力の時」の負担が大きく、献金減少もあり、負債が5千万ドル(約40億円)を超え、支払いも滞り、10年に連邦破産法第11章の適用を申請した。 シェイラ牧師は、教会が公表した声明で、「景気退行のため収入が予想外に急減、支