スクリーンに表示された脳の画像(2012年3月27日撮影、資料写真)。(c)MIGUEL MEDINA / AFP 【7月16日 AFP】脳卒中で発話能力を失った人の大脳皮質活動を「解読」し、まとまった文章にする神経機能代替装置の開発に世界で初めて成功したとする米研究チームの論文が15日、米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に掲載された。 筆頭著者の一人で、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の博士課程を修了したデービッド・モーゼス(David Moses)氏(工学)は、「自然な意思の疎通ができない人にとって、重要で画期的な技術革新だ」と述べている。 UCSFのチームは、これまでの研究よりも速く有機的なコミュニケーションの実現を目指し、「脳・コンピューター・インターフェースによる腕と声の回復(Brain-
【1月25日 CNS】「つかんで、オッケー、口のところまで持ってきて、ちょっと戻って、オッケー、ストップ」——張さんがコーラを一口飲むと、浙江大学(Zhejiang University)医学院附属第二医院(以下「第二病院」)の病室で拍手が起こった。 【動画】浙江省のまひ患者、「意識制御」で運動能力を取り戻す 張さん(72)は2年前、自動車事故で第4頸椎(けいつい)を損傷、脊髄損傷により四肢まひとなった。リハビリによって、今では握手ができるだけでなく、飲み物を飲んだり、パンを食べたり、マージャンを打ったりすることができるようになった。ただ、これらの動作は自身の手を使って行うのではなく、「念力」を使ってロボットアームを動かして行うのだ。 浙江大学は16日、「双脳計画」の研究成果を対外的に発表。同大学の「ブレーン・マシン・インターフェース(BMI)」研究チームと第二病院の神経外科の協力により、
米Facebookは7月30日(現地時間)、2017年のF8で発表したBCI(ブレインコンピューターインタフェース)構想の進捗について発表した。 構想を推進していたレジーナ・デューガン氏は退社したが、Facebook Reality Labs(FRL)はカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)と共同で研究を続けている。この研究の論文が同日、Nature Communicationsで公開された。 「Real-time decoding of question-and-answer speech dialogue using human cortical activity」(人間の皮質活動を用いた質疑応答音声対話のリアルタイム復号)というタイトルで、BCIシステムを使って脳で考えたことをスクリーン上に表示する方法を説明している。 この研究では、てんかんの治療を行っている3人の患者の脳
「ALSの隠喩、TLS(Totally Locked-in State)を概観する:重篤なコミュニケーション障害をもつ人の在宅介護の体験から」 川口 有美子 20080114 国際公開シンポジウム:人間改造のエシックス――ブレインマシンインターフェースの未来 於:京都大学 〔図は省略しました〕 (川口有美子) 川口と申します。今日は東京から参りました。先ほどの金森先生のお話を受け継ぐ形になりますが、ALSの人は自分たちこそサイボーグだというふうに、名乗りを上げております(笑)。というのも、身体が動かなくなるにしたがって、補助機械を取り入れて生きていかねばならないという疾患ですので。そして、最終的には人工呼吸器や、きょうお話するような、脳と機械をつなぐということも、日本の患者は10年前から在宅でおこなっています。多分、在宅における人体と器械との関係については、これから世界でも最先端のお話をす
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