ゴールまで残り1km、ひとりの女性ランナーが急に倒れました。心臓が止まっていて、すぐにAED(自動体外式除細動器)が運ばれてきましたが、使われることはありませんでした。命は助かりましたが意識障害が残り、女性は寝たきりの生活を送ります。家族は「抵抗なくAEDが使える社会にしていくにはどうしたらいいのか」と考え続けています。(朝日新聞withnews編集部・河原夏季)
昨今では忌み嫌われる長文で、たいして面白くもない内容なので誰も読まないだろうが、それでいい。 軽く自己紹介。精神科病棟で働きはじめて一年になろうとしている。看護助手の契約社員。今年で21歳になった。 一浪して合格した、世間的には難関と認識されている、都内の有名私立大学()を半年で退学して、今の職場に入った。高卒資格なしで将来食っていけるか不安なので、不況でも食いっぱぐれないと聞く、看護師を目指そうと今は考えている。それ以前はコンビニのアルバイトと日雇いの倉庫作業くらいしかしたことがなかった。退学した理由はくだらない。授業に出席せず、単位取得における必須出席率(三分の二)に満たなかったので、留年がほぼ確定していたからである。受験当初から志望校などなく、勉強もさほどせず、たまたま合格した大学にとりあえず入ったという塩梅で、絶対に卒業しなければならないという意志もなかった。中流家庭で経済的には比
臨床心理士として、いい精神科医、やばい精神科医を結構見てきた 僕は臨床心理士だが、精神科病院に10年近く勤めたので、その間、様々な良い医者・悪い医者に会った。精神科ほど、医者によって腕の差が出る診療科はないだろう。そこで、 「これだけは避けた方がよい精神科医」のタイプをいくつか挙げる。 1 、不思議な話が大好きでほじくり返してはもっともらしい解釈をする精神科医 精神疾患の現象のなかには、確かに不思議なものも多い。だが、もしあなたが不思議な話をして、精神科医が耳をそばだててきたのなら、用心した方が良い。 まず、統合失調症系統の病気の場合、発病時の体験は確かに不思議なものが多い。だが、それをクライアントに話させる事は、その時(発病時)の心境に近づけかねない危険なことである(中井久夫による) 。 解離性障害と呼ばれるものも、精神科領域のミステリーゾーンであるが、これについても精神科医がはなさせよ
1973年沖縄生まれの大阪育ち。NHK学園卒。 1992年より民間で不登校支援にかかわる。1993年に大阪の「不登校・ひきこもり」青年の支援機関「淡路プラッツ」勤務。1999年、沖縄で精神障がい者が通う授産施設に勤務。その後、大阪へ戻り「淡路プラッツ」塾長として4年勤務した後、2005年に沖縄で「ひきこもり」青年の相談を開始。2010年にNPO法人沖縄青少年自立援助センター(http://www.churayui.org/)を設立し不登校やひきこもりの問題を抱えた青年や親の相談活動を実施している。 「ひきこもり」という言葉をお聞きになったことはあるだろうか?そしてこの言葉からネガティブなイメージを連想される方もいるのではないだろうか。 「ひきこもり」が大きく社会に認知されるきっかけとして、2000年の「新潟少女監禁事件」や「佐賀バスジャック事件」があり、マスコミでは事件を起こした青年が「ひ
風疹が東京を中心に大流行中ということで、このニュースをずっと気にして追いかけています。それには理由があって、私は今から4年前の妊娠中に、初期の血液検査で「風疹の抗体が非常に低い」とお医者さんから言われた経験があるからです。いま、風疹の感染源となっているのは20-40代の男女、むかし予防接種をしていない世代だと言われています。で、よく考えたら、「はてな」ってこの世代の男女、特に男性がよく読んでるじゃないですか。私はどっちかというと男性、少しでも多くの男性にこの話を知ってほしく、ちょっと書いてみることにしました。 本文中の引用は、すべてNHKの「ストップ風疹」サイトからです。 http://www3.nhk.or.jp/news/stopfushin/ 「ことしに入って国内の感染者は2000人を超え、去年同時期の20倍以上と過去最悪のペースで感染が広がっています。 患者の8割近くが男性で、その
独立行政法人 国立病院機構 久里浜アルコール症センター特徴 長年の依存症治療の実績にもとづく治療 エビデンスにもとづく治療の提供 家族の相談にも応じる体制 研究や最新情報収集に取りくむ ネット依存治療研究部門(TREATMENT OF INTERNET ADDICTION AND RESEARCH)について 近年のインターネットの普及、およびそのサービスの発展はいちじるしく、わが国でもインターネット嗜癖(本治療研究部門では一般的な「ネット依存」という用語を使います)におちいる人々の増加がけねんされています。我々の2008年の調査によると、20歳以上でネット依存が疑われる者は全国で270万人にのぼることが推計されました。となりの韓国や中国では長時間連続してオンラインゲームを利用して死亡する事故も起きており、大きな社会問題になっています。アメリカでもインターネットに長時間をついやすことから離婚
在英研究者、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で研究室を主宰。免疫学者/皮膚科医。本ブログおよびツイッター(@masahirono)では、主に英国事情、政治社会などについて私見をつぶやいています。研究用ホームページはこちら 日本の医師は、一般的に待遇が悪いといわれるイギリスの医師にくらべても、随分少ない給料で長時間労働をしている。特に夜間の宿直体制は、多くの病院でボランティア的でありながら責任は重く、重圧となっている。 昔は、医師のこのような職務への献身的犠牲のかわりに、社会的な尊敬が与えられていたが、長期にわたる新聞テレビの、ごく一部の医師の不適切行為を誇張し、医師や医師会に対するネガティブな報道姿勢とともに、医師の無形の社会的尊敬もまた消失した。これが一部の医師が金銭的報酬を追求するよりなくなる悪循環となり、本来倫理性と理想により維持されていたシステムが綻びだしていた。 皆保
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/29(水) 09:14:49.32ID:NLAHvpjj0 応えられる範囲で答えていくぜwwww 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/29(水) 09:15:27.73ID:dvPM0Cp30
死期の迫った人に対して「もうすぐ死んで楽になれますよ」と正直に言えるものではありません。建前を優先し「きっとよくなりますから頑張ってください」と心にもないことを言ってしまいます。また患者がその人にとってかけがえのない人の場合は「頑張ってください」というのは本心でしょうが、それが患者にとって幸せなこととは限りません。 最近NHKで放送された二つの番組はこれらの問題に一石を投じるものです。ひとつは12月8日のクローズアップ現代「ある少女の選択~”延命”生と死のはざまで~」で、悲運に見舞われた一家の記録を通して切実な問題を投げかけています。 心臓に重い疾患をもつ少女は8歳で心臓移植を受けますが、背骨が曲がり呼吸困難になって15歳のとき人工呼吸器をつけて声を失います。訪問医療によって、少女が望んだ両親との自宅生活が実現しますが、腎不全の発症によってその望みは絶たれます。人工透析は自宅では難しいから
追記:この教科書の内容を詳細に書いてくださった方がいらっしゃいます。「琉球大学の問題で話題になった代替医療の本」 (火薬と鋼)、「琉球大医学部のホメオパシーの講義に使われた(と思われる)教科書を読む」(Not so open-minded that our brains drop out.)。ぜひご一読を。 いつものように、ふらっと ジュンク堂(左写真)に寄って、2Fの科学書をチェックしてるときにピキーンと閃きましたですよ。もしかして、ここなら例のあの本あるんじゃないかって。 書籍のタイトル(看護のための最新医学講座)を覚えてなかったので、ソフトバンクの電波が入るところまで移動して昨日の記事を見直して、書籍検索端末(これ便利だよね)で2F看護の棚にあることを確認。探したら下の方にありました(左写真)。さすがはジュンク堂。 看護だけでもすげーたくさん本があるんですよねえ。これ読まないといけな
続報書きました(2010/10/20)。事態は深刻です。「琉大保健学科ホメオパシー騒動の教科書を見てきたよ」も合わせてご覧下さい。 朝日新聞が「琉球大、必修授業にホメオパシー 来年度から取りやめ」という記事を掲載したのが9月16日。ブックマークサイトや大手掲示板では、これを記事をネタに沖縄蔑視発言を垂れ流す輩まで出てくる始末。インターネットはこういうのが可視化されるツールなんだけど、ちょっとやりきれない感じがする。 さて、ネット上の記事だけでは詳細がよくわからんなーと思ってたら、琉球新報(9月18日32面「社会面」)に手がかりになりそうな記事が載っていました。それによると、以下の通り。 (記事にはもっと色々書いてあります。琉球新報サイトには掲載されてないようですので、必要な方は琉球新報に問い合わせてみて下さい) 学外の助産婦が2コマを担当 (全15コマ)100分の授業のうち10分程度でホメ
2010年問題――という言葉をご存じだろうか? ファイザー、メルク、武田薬品・・・、これら巨大製薬会社の売上げは、実は少数の有力製品(ブロックバスター薬)によって支えられている。その特許が2010年を挟んだ数年間で一斉に切れ、薬の値段が下がることにより、製薬会社の経営に大きな影響を与えるのではないかと危惧されているのだ。でも、こんな意見もある。 「薬が安くなるなら、わたしたち消費者にとっては良いのでは・・・?」 確かに「薬の値段が下がる」という面だけ見れば、その通り。でも問題はそんなに単純ではない。アルツハイマー病、がん、うつ病・・・、私たちの暮らしを脅かす病。その画期的な新薬が生まれなくなるのではないかと危惧されているのだ。 そもそもいま、なぜ製薬会社が「一斉に」特許切れに悩んでいるのだろうか? その最大の原因は「この20年間、莫大な売り上げにつながる画期的な新薬がほとんど開発されていな
今、私のクリニックでは、いろいろ大変なことが起こっています。患者さんの個人情報に当たることは公表できませんので、私も慎重になります。でも、それであるがゆえに、状況が知られていない、だから性教育の必要性もさっぱりわかって頂けないというもどかしさを感じています。 当事者が、どこの誰なのかはわからないように心を配った上で、ある程度お話するのは許されるのではないか、と思っています。 昨日、二人の高校生が診察に来て、無事卒業式を終えた、と言いました。良かったねえ、よく頑張ったねえ、と言いました。二人とも、もうすぐ赤ちゃんが生まれます。そのことは、学校には一切知らせていません。 本来なら、学校にも知らせて、体育などの配慮もして頂いたほうがいいのでしょうが、そうすることは怖いのです。それを知った学校がどう判断するのかが分かりません。二人とも県立高校ですが、生徒の妊娠を学校がどう受け止めるのか。せめて知ら
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「毎日が精一杯で、看護のやりがいなんて忘れてしまった」 看護師の松田裕美さん(仮名、35歳)は、しばらく沈黙したままだった。2人目の子供を出産後、育児休業を取って2年が経つが、仕事と育児に追われ、記憶がなくなるくらい忙しいのだ。 裕美さんは東北地方で生まれ育ち、地元の市立病院に併設された看護学校を卒業後、そのまま市立病院に就職した。新人の頃は救命救急センターに配属された。結婚し、2003年に子供を授かったが、救命救急センターは昼も夜もなく激務が続いた。 動けない患者の体位を変えたり支えたりすることで、妊娠中の体に負荷がかかり、お腹が強く張っていた。張り止めの薬を飲みながら勤務したが、そのうち出血が始まった。 3人に1人が「切迫流産」 産婦人科
ツムラの芳井順一社長は12日、都内で開いた中間決算説明会で、内閣府の行政刷新会議が実施した「事業仕分け」を受け、漢方薬等の市販品類似薬を保険適用外とする方向性で結論が下されたことに関し、「漢方医学の現状を知らない人たちの議論。なぜこういうことになるのか分からない」と強く反発。民主党のマニフェストで、漢方医学を取り上げている矛盾を指摘し、「明らかにマニフェストと違う方針であり、漢方医学を知らない人だけの議論で、保険適用外の話が進められるはずがない」と一蹴した。 ツムラは、医療用漢方製剤に特化した事業展開を進めているが、11日の事業仕分けでは、漢方薬等の「保険外し」が俎上に上がった。芳井氏は「保険削除されたらツムラは間違いなく倒産する」と危機感を露わにし、「漢方薬と日本の伝統医学が消えてなくなることにもなる」と強調。主力の大建中湯が全国80大学で採用されている現状を挙げ、「患者さんの治療に大き
「PHR? EMR? EHR? それって何!?」 なんて、言ってる場合じゃないんですよ、 センセイ!(イラスト=黒田知希) 現在、アメリカで導入が進んでいる医療のソーシャルメディア化。PHRと呼ばれるこのシステムは、医師・患者・患者の家族の3者それぞれに利益をもたらすものだが、日本ではまだ導入される気配もない。日本の医療界のIT化の現状は惨憺たるもので──。 PHR(Personal Health Record)という言葉をご存じだろうか? ITを使って医療をソーシャルメディア化していこうという試みがいまアメリカで進んでいる。さまざまな病院に保存されている電子カルテや処方箋、それに自分自身が自宅で計測した体脂肪率や血圧、万歩計などの数字をすべて統合してデータベース化し、これを患者や患者の家族も自由に閲覧して、自分自身の健康管理システムを作っていこうという考え方だ。 アメリカは、マイケル・ム
2029年、Z氏は上海行きの飛行機に乗っていた。短いフライトタイムが過ぎ飛行機が下降体勢に入ると、上海の見慣れた景色が目に入ってきた。上海の空は今日も排気ガスで煙っている。 機内アナウンスが現地の気温を伝えていた。今日はそんなに暑くないようだ。体調が悪くなければ診察の後、少し街を歩いてみてもいいかもしれない。 Z氏が2週間に一度上海を訪れるようになってから既に1年近くになる。昔は仕事で何度か中国を訪ねたけれど、まさか“病院通い”のために上海に通うことになるとは当時は想像もしていなかった。 海外旅行が好きだったZ氏は昔よく「日本に生まれた幸運」を感じた。発展途上国に行くと、教育も医療も、また文化的な一切の恩恵も受けられない多くの人達を目にしていた。海外旅行を繰り返すZ氏に比べ、彼らの多くは一生海外を訪れるチャンスを得ることはなかった。 先進国に生まれるか最貧国に生まれるか、政治的に安定した国
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