3日夜、鹿児島県指宿市の港で、76歳の漁業の男性が溺れて死亡しました。 警察は、男性は台風の接近に備えて漁船の様子を見ようとしていたとみて調べています。 3日午後7時前、鹿児島県指宿市湊の指宿港内にいた男性から「人が海に浮いている」という通報が消防にありました。 消防や警察によりますと、近くに住む76歳の漁業の男性が港にいた人たちに引き上げられましたが、意識はなく、搬送先の病院で死亡が確認されました。 男性は午後6時すぎに「台風に備えるために漁船のある港に行く」と妻に言って自宅を出ていて、岸壁からおよそ50メートル離れたところにロープで係留されていた漁船まで泳いでいる途中だったということです。 鹿児島地方気象台によりますと、薩摩地方は台風の接近に伴い波が次第に高くなっていて、波の高さは3メートルあったとみられています。 警察は、男性は台風の接近に備えて漁船の様子を見ようとして溺れたとみて調