メキシコの砂漠で、8000万年前から7400万年前に生息していたとみられる恐竜の5メートルほどの尻尾の骨が、ほぼ完全な状態で見つかり、恐竜の生息について新たな解明につながるのではないかと期待されています。 メキシコの考古学者のグループは、23日、メキシコ北部の砂漠の中で恐竜の尻尾の骨を発見したと発表しました。 骨は、合わせて50本がきれいに並んだ状態で見つかり、尻尾の長さが5メートルほどで、ほぼ完全な状態だということです。 また周辺では、同じ恐竜のものとみられる腰の骨も見つかりました。 恐竜の種類については、さらに詳細な調査が必要だということですが、考古学者のグループでは、骨の状態などから白亜紀後期の8000万年前から7400万年前に生息していた大型草食恐竜「ハドロサウルス」である可能性が高いとしています。 メキシコで恐竜の尻尾の骨が見つかったのは、初めてだということです。 骨を発掘した考
南アフリカ・ケープタウン(Cape Town)にある南アフリカ博物館(South African Museum)で狩猟採集民サン(San)に関する展示と写真を撮る外国人観光客(2001年3月31日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANNA ZIEMINSKI 【7月21日 AFP】遊動生活を送っていた狩猟採集民の間では戦闘行為は珍しく、殺人は女性をめぐる争いや個人間のいざこざに起因するものが多かったとする研究結果を18日、フィンランドの研究チームが米科学誌サイエンス(Science)に発表した。 戦闘行為はこれまで論じられてきたように放浪する狩猟採集民の集団に由来するものではなく、むしろ土地や家畜を持ち、食糧のために耕作する方法を知っていた文化に由来するものだと今回の研究は示唆している。 歴史の舞台に植民地や宗主国、宣教師や商人などが登場する前の暮らしぶりについてヒントを得るために、人類学者
碑文から採取された突厥文字の一部(右から左に向かって読む)。解読の結果、被葬者が故郷や部族との別れを惜しむ言葉が記されていた=大澤教授提供碑文を調査するモンゴル人の研究員ら=大澤教授提供碑文の発見場所 【編集委員・今井邦彦】8世紀中ごろのトルコ系遊牧民族「突厥(とっけつ)」の巨大な碑文をモンゴル東部の草原で発見した、と大阪大大学院の大澤孝教授(古代トルコ史)が16日発表した。中国の隋・唐の各帝国と時に対立し、時に結びながら中央アジアを支配した突厥の国家体制や制度を解明する貴重な史料となりそうだ。 大澤教授とモンゴル科学アカデミー考古学研究所は5月、ウランバートルの南東約400キロにあるデレゲルハーン山近郊のドンゴイン・シレーと呼ばれる遺跡で、それぞれ全長約4メートルと約3メートルの碑文の残片を発見した。計20行、2832文字の古代トルコ文字(突厥文字)が刻まれ、解読の結果、「我が家よ、
大阪大は16日、モンゴル東部で古代トルコ文字が彫られた碑文を発見したと発表した。モンゴルの科学アカデミー考古学研究所との国際共同研究で、8世紀の遺跡とみられる。トルコ系遊牧民の「突厥(とっけつ)」が発明した古代トルコ文字の碑文は、これまでモンゴル中西部で発見されているが、東部での発見は初めて。 同大によると、碑文は角柱二つと円柱一つに彫られており、5〜6月、モンゴルの首都ウランバートルから東に約400キロ離れたスフバートル県で発見された。三つの柱は埋もれたり切断されたりしており、残存部分はそれぞれ全長約3〜4メートル、幅約30〜40センチで、中西部の碑文に匹敵する最大級のものという。
今から5千年以上前のものとみられ、中国最古とされる原始文字(写真上)と原始文字を書き写したもの(中国文物信息網提供)=時事今から5千年以上前のものとみられ、中国最古とされる原始文字(中国文物信息網提供)=時事 【北京=林望】中国・浙江省などの研究チームが、漢字の原形とされる甲骨文字よりも1千年以上前に使われていた「中国最古の文字」を発見したと発表した。甲骨文字と同じ象形文字で、文章のように見える文字列の中に、「人」に似た字もあったという。 同省文化庁がホームページで地元紙の記事を掲載する形で明らかにした。2003〜06年、同省北部の荘橋墳遺跡で行われた考古学調査で出土した石おのに、紋様や文字らしき六つの記号が刻まれていた。 中国紙の光明日報によると、紋様は旗や魚、虫などをかたどっており、「人」に似た記号も二つ含まれていたことから、研究グループは何らかの意味を持った「文字」と判断。今月
クルド人歌手、入国拒否…埼玉会館で開催予定、コンサートが中止に 亡命先の日本大使館には連絡済み 恥ずかしい…米国やカナダなどで出演も「この対応はない」 入管、電話取材に応答なし
南米ペルーでおよそ4000年前に作られたピラミッドが、地元の不動産業者によって跡形もなく破壊され、波紋が広がっています。 破壊されたのは、ペルーの首都リマ近郊にあるエル・パライソ遺跡でこれまでに見つかった12のピラミッドのうちの1つです。 このピラミッドは高さ6メートルでおよそ4000年前に作られたとみられ、考古学者による研究が続けられていましたが、このほど、地元の不動産業者が宅地開発のためだとして重機を使って跡形もなく破壊しさら地にしました。 ピラミッドは宗教的な儀式に使われていたのではないかと考えられていましたが、解明されていなかった点も多く、調査に当たっていた考古学者は「どのように作られたのかや、内部の構造などを知ることが不可能になってしまった」と嘆いています。 ペルー政府はピラミッドを破壊した業者を刑事告訴し、警察がこの遺跡の警備に当たるようになったということですが、貴重な古代遺跡
米フロリダ(Florida)州ダニーディン(Dunedin)で行われた野球の試合で球を投げるピッチャーの影(1997年3月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/CARLO ALLEGRI 【6月27日 AFP】やりや石を投げて獲物を殺すために必要な肩の構造を発達させたことが、人類の進化の過程における大きな成功の一つだとする研究論文が26日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 研究チームによると、比較的その重要性が評価されていない部位である肩は、およそ200万年前に発達した投てきのための身体構造において重要な役割を担っており、これにより、かつて弱々しかった人類の祖先は、投てき用武器を使って獲物を捕らえることが可能になったという。 米ジョージ・ワシントン大学(George Washington University)の研究チームは、3次元高速度カメラを用い、学生野球選手がボールを
(CNN) ガラス棚の中に展示された像が毎日少しずつ、ひとりでに回転する――。英国のマンチェスター博物館での不思議な現象が話題を呼んでいる。 像はエジプトで紀元前1800年ごろの小さな墳墓から発掘され、1933年に個人収集家が同博物館に寄贈した。背中の部分には死者への祈りとして、ビールとパン、動物のいけにえを求める言葉が刻まれている。 その後ずっと同じ場所に展示されていたが、博物館のスタッフが最近、1~2メートル離れた場所へ棚を移動した。 今年2月、像の向きがわずかに変わっていることに気付いたのは、キュレーターのキャンベル・プライス氏だった。翌日もその翌日も、この像だけが少しずつ回っていることが分かった。 博物館職員らは4月にカメラを設置し、1分ごとの様子を1週間にわたって撮影。すると、像は昼間、来館者が行き交う時間帯だけ動くことが判明した。 プライス氏は、来館者の足から伝わる振動が回転の
U-NOTE サイト閉鎖のお知らせ 長らくのご利用、誠にありがとうございました。 当サイトは2024年12月31日をもちまして閉鎖いたしました。 これまでのご支援に心より感謝申し上げます。
6月20日、メキシコのユカタン半島東部のジャングルで、スロベニアの考古学者らが古代マヤ文明の新たな遺跡を発見したことが分かった。写真は18日にメキシコ国立人類学歴史学研究所から提供されたもの(2013年 ロイター) [メキシコ市 20日 ロイター] - メキシコのユカタン半島東部のジャングルで、スロベニアの考古学者らが古代マヤ文明の新たな遺跡を発見したことが分かった。研究者らは、約1000年前に起きたマヤ文明の衰退を解明する手がかりになると期待している。 スロベニア芸術科学アカデミーのIvan Sprajc准教授によると、遺跡が見つかったのはチェトゥマルの西約120キロ。ピラミッド15基のほか、舞踏会場、広場、彫刻を施した石柱などが見つかったという。
中近東文化センター(東京都三鷹市)付属アナトリア考古学研究所が発掘調査しているトルコ中部のビュクリュカレ遺跡で今月上旬、水晶のような石に金や宝石で象眼を施し、ヒョウとみられる動物の頭部をかたどった彫像が出土した。 アッシリア商業植民地時代(紀元前20~前18世紀頃)のものとみられる。当時これだけ豪華で精巧な彫像は珍しく、アフガニスタン産の青い宝石「ラピスラズリ」を使うなど、交易の広がりを示す貴重な遺物となる。 彫像は長さ3センチ、幅2・2センチ、高さ1・6センチ。両目は縁を金で象眼し、片方は失われているが、直径3ミリのラピスラズリを埋め込んでいる。斑点39か所のうち、24か所に青いガラスの象眼が残り、首の下には青銅製の金具がついていた。
75度以上の熱い海に生息か=全生物の祖先、38億年前? に―東京薬科大 時事通信 6月18日(火)4時12分配信 地球上に現在生息する動植物や、大腸菌などの細菌、深海底の熱水噴出地点などに生息する古細菌の全てに共通する祖先は、75度以上の熱い海に生息していた可能性が高いことが分かった。 東京薬科大と東京大の研究チームがほぼ全ての生物が持つ遺伝子を解析した成果で、生命の起源を探る手掛かりになると期待される。論文は18日以降に米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。 東京薬科大の赤沼哲史助教によると、この共通祖先の細菌に似た生物が生息していたのは38億年前ごろとみられ、熱い海に含まれる化学物質を利用して生きていたと考えられる。当時は大気中の酸素が乏しかった。 地球が約45億5000万年前に形成された後、最初の生物は43億〜42億年前に出現した可能性があり、この共通祖先はその後進化してさま
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