「悪いお知らせです」 名古屋大の杉山直総長のもとには最近、沈んだ顔の財務担当職員がよく訪れる。 伝えられる報告は、ウクライナ危機や円安などを受けた電気代の高騰や、研究に使う半導体や試薬の不足――。対…
国の研究プロジェクトで、人の分身、アバターの研究開発に取り組む大阪大学などのグループは、河野デジタル大臣をモデルにしたアバターロボットを開発しました。河野大臣は遠隔でのロボットの操作を体験しました。 このアバターロボットは21日、都内にある科学技術振興機構で公開されました。 河野大臣はロボットを遠隔で操作し、分身のアバターが会場に登場しました。 河野大臣はロボットを通じて「河野太郎でございます。遠隔で操作して、すごく変な感じがします。私自身が現地に行かなくても、いろんな所にアバターを派遣し、遠く離れたところで話をしたい」とあいさつしました。 ロボットは大阪大学の石黒浩教授などの研究グループが開発し、目や口、それに関節など52か所を遠隔で操作でき、まるでそこに人がいるかのように動かすことができるということです。 また、本人の声をそのまま伝えるだけでなく、別の人が話した声を合成するなどして、河
皆さんは、作家の森見登美彦さんを知っていますか?京都にゆかりのある有名な作家さんの1人で、京都にまつわる小説もたくさん発表されていますが、留学生にとっては、もしかしたら日本の小説は、あまり身近な存在ではないかもしれません。 今回、京都で学ぶ留学生たちが、森見さんにインタビューする機会に恵まれ、夏真っ盛りの7月のある日、小説の舞台にもなっている京都の下鴨~京都大学周辺を、森見さんと一緒に歩きました!この記事では、インタビューに参加した留学生の李汯恩(リ・ホーンエン)さんが、森見さんの作品の紹介や、インタビューの様子をお届けします! 森見登美彦さんは、ファンタジー小説を書かれる日本の作家で、作品は大学生を中心にとても人気があります。特に大学生に人気が高いのは、大学生が主人公の物語が多いからではないかと思います。 私が森見さんの小説と出会ったのは、東京の日本語学校で日本語を勉強していた時です。友
AIMが腎臓結石の成長を抑制、体外への排出促進 人間とネコの結石再発防止薬の開発も AIM医研・宮崎徹所長インタビュー 2022年10月10日11時00分配信 AIMの立体構造モデル。プラスに荷電した部分を青、マイナスに荷電した部分を赤で表現した[AIM医学研究所提供] 「ネコの宿命」とされる腎臓病の治療にタンパク質「AIM」を利用する方法を開発した宮崎徹氏は、東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センターを退任し、今年4月に一般社団法人「AIM医学研究所」の代表理事・所長に就任した。今もAIMによる病気治療の可能性を探る研究者として第一線にある宮崎所長は、AIMが腎臓結石の成長を抑制し、体外へ自然に排出させる効果を持つこととを確認し、この8月に論文として発表した。 腎臓結石は尿路結石とも呼ばれ、人間では特に男性の患者が多い。また、結石はネコもかかりやすく、人間、ネコともに再発を繰り返すこ
安倍晋三元首相の国葬を前に公開された"追悼AI(人工知能)"が、にわかに注目を集めている。 <【実際の音声】> 「東京大学AI研究会」を名乗る団体が開発、公開し、安倍氏の「肉声」を再現した。 ■「涙が出てきました...」 「有権者の皆様、お久しぶりです。元内閣総理大臣の安倍晋三です。私を応援してくださった方々を勇気づけたいと考えて、東京大学人工知能研究会が総力を挙げて私の声を再現してくれました」 安倍氏と酷似した音声を収めた6本の動画が、2022年9月25日に公開された。いずれも安倍氏が支持者に感謝などを伝えるメッセージ動画だが、死去前の収録映像ではない。AIを使った合成音声だ。これまでに計570万回以上再生されている。 特設サイトやツイッターによれば、企画したのは有志の東大生が集まった「東京大学AI研究会」。趣旨を「日本のために、命を懸けて最期まで戦ってくださった安倍さんの声を、人工知能
大阪府の吉村洋文知事が9日、府庁で囲み取材に対応。府内のベンチャー企業「アンジェス」が7日に新型コロナウイルスワクチン開発中止を発表したことに、「成功に至らなかったことは残念に思います」と語った。 効果が十分に得られず開発を断念した同社のワクチンは、吉村知事も期待を寄せ実用化のスケジュールなどを公言してきた「大阪ワクチン」だ。「全てが成功するわけではないが、チャレンジしないと成功もない」と挑戦自体を評価し、「スタンフォード大学と変異株の共同研究を行う。こちらは頑張ってもらいたい」と今後に期待した。 厚労省などの補助金も得ていた開発で、世間からは厳しい声も上がる。この日も吉村氏の情報発信や目標・スケジュール設定は正しかったのかとの質問が飛び、「(アンジェス創業者)森下(竜一大阪大学大学院)教授から聞いた話に基づき発信したので問題ない。僕が独自に想像して発信したわけでない」と返す言葉にいら立ち
同志社大学は9日、司法研究科の60代男性教授が作成した論文計3編について、インターネット上の文章などからの盗用を認定したと発表した。大学側は論文を訂正するよう勧告するとともに、教授を出勤停止1カ月の懲戒処分にした。処分は8月14日付。教授は処分後に依願退職している。 大学によると、論文は2008年と16年、17年に作成された。別著者が執筆した論文のほか、学生が書いたインターネット上の文章などから出典を記さず引用した箇所が複数あり、盗用と判断した。 昨年7月に外部から指摘があり発覚。教授は大学側の調査に対し「他人の文章であっても、それが事実であれば公共財として出典を表示することなく利用できると思っていた。学生の文章には著作権が存在しないから自由に使える、と誤解していた」との趣旨の説明をしたという。
東京大学物性研究所は9月8日、北海道苫前(とままえ)町で採集した白金族元素の粒子である「砂白金」からプラチナを主成分とする新種の鉱物を発見した。同研究所は、この鉱物を「苫前鉱」(とままえこう、学名:Tomamaeite)と命名。触媒や電極など工業的に重要な役割を持つプラチナが天然でどのように存在しているかを示す重要な手掛かりになるという。 研究チームは北海道北西部を探索し、計8カ所で砂白金の採取に成功した。そのうち苫前鉱は、苫前町の海岸で採集した砂白金に最大20μm程度の微細粒子として含まれていたという。この化学組成を分析したところ、プラチナと銅が1:3の比率で含まれていると判明。そのような化学組成をもつ鉱物はこれまで知られていなかったという。 さらに詳細に調べるため、鉱物の結晶構造解析を実施。20μm程度以下の鉱物の結晶構造を分析は一般的に困難だが、研究チームは透過型電子顕微鏡を使うこと
青山学院大大学院の福井義高教授=2013年12月9日、東京都渋谷区渋谷(瀧誠四郎撮影)今日の日本では、国家という暴力を独占する仕組みが確立され、警察や裁判所といった国家機関を通じて治安が維持されている。したがって、たとえ自分が犯罪の被害にあったとしても、自ら直接その不正をただすことはできず、実行すれば逆に処罰されてしまう。いわゆる自力救済の禁止である。 ≪自力救済禁止は条件つき≫ しかし、自力救済禁止は絶対ではない。そもそも、我が憲法の基礎にある古典的自由主義の観点に立てば、国家(ステート)あっての国民(ネーション)ではなく、国民あっての国家である。国家は我々が社会生活を送るうえで役に立つ手段ではあっても、国家のために我々が存在しているわけではない。
新しい学年が始まった香港の大学で、中国政府の関係者などが参加して中国の国旗の掲揚が行われました。この大学で、学年の始まりに国旗が掲揚されるのはこれが初めてで、おととし国家安全維持法が施行されたあと、香港では、中国への帰属意識を高めようとする動きが加速しています。 香港の中文大学では5日、新しい学年の始まりを祝う開学式が開かれ、学生や教職員、それに中国政府の出先機関や、香港の保安局の関係者などおよそ200人が出席し、中国の国旗の掲揚が行われました。 香港では去年、すべての学校に国旗を掲揚するよう求める条例の改正案が可決され、多くの小学校などではすでに実施されていますが、この大学の開学式で国旗が掲揚されるのは初めてだということです。 この大学では3年前、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案に反対する学生などがキャンパスに立てこもり、突入した警察と衝突するなどしてけが人が出
平安装束をまとい、雅楽器の笙(しょう)を使った「雅楽ネタ」を得意とするお笑い芸人、カニササレアヤコ。次世代を担う「30才未満の30人」を選出する「30 UNDER 30 JAPAN」エンターテインメント部門の受賞者に選出された。 実は彼女、芸人だけでなくアプリ開発などを手がけるエンジニアとしても活躍している。近年は音楽を演奏する仕事も増え、この春には雅楽を深く学ぼうと東京藝術大学邦楽科に入学した。 楽器とともに歩んだ幼少期 子ども時代から興味と関心の幅が広かった。 音楽に関しては、4歳でピアノを始めて以来、中学校では吹奏楽部でアルトサックスを担当、高校では弦楽部でバイオリンを弾くなど、様々な楽器に触れてきた。「笙」は、大学1年時に雅楽好きの母から贈られたのをきっかけに、地元のカルチャーセンターに通って演奏方法を習得した。 一方でお笑いにも興味を持ち、中学の文化祭で友人とともに漫才を披露。高
ハワイ大学マノア校図書館との文献コピー・図書貸借を無償とする覚書を再締結しました 附属図書館では、令和4年8月にハワイ大学マノア校図書館との文献コピー・図書貸借を無償とする覚書を再締結しました。 附属図書館では平成21年からハワイ大学マノア校図書館との間で文献コピー・図書貸借を無償とするサービスを実施しています。今回の再締結により、引き続き、両大学の学生及び教職員は文献コピー・図書を無償で取り寄せることができます。 附属図書館では、当サービスを通じ、大学間の学術情報流通を促進することで、本学の教育・研究に寄与することを目指しています。 ハワイ大学マノア校図書館との文献コピー・図書貸借無償サービスについて(図書館ウェブサイト) URL:https://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/info /9787/
遺影には、ほのかの大学の卒業式の写真を使いました。 社会人になったばかりの22歳。 150万円を借りてまで暗号資産の運用をうたう投資に手を出したのは、同級生からのSNSがきっかけでした。 遺書の最後は、こう締めくくられていました。 「服とかは売ってね。多少のお金にしかならんかもやけど」 グループの一部は摘発され、有罪判決を受けました。 娘のようにつらい思いをする人が1人でも減ってほしいと、被害救済の団体設立に協力した母親が思いを語ってくれました。 (社会部記者 倉岡洋平) ほのかの様子がおかしいことに気づいたのは、2020年の9月に入ってからでした。 元気がなく、「どうしたん?」と聞いても返事はありません。 15日を過ぎたころ、ようやく意を決したように打ち明けてくれました。 「×××というグループに150万円を投資したけどお金が返ってこない。だまされた」 詳しく話を聞くと、投資トラブルに巻
千葉工業大学(千葉県習志野市)とPitPa社は8月18日、国内の大学として初のNFT(非代替性トークン)による学修歴証明の発行を開始したことを発表した。双方は、Web3時代を見据えたグローバル人材の育成を測るため、さまざまなツールの開発・推進を行っているが、第1弾として伊藤穣一氏がセンター長を務める千葉工業大学変革センターにて、NFTによる学修証明書が発行された。 Web3時代では、大学生の就活そのものが大きく変革を迎えると考えられている。日本の、千葉県の大学生が国境を越え、人材の国際流動性が普通のものとなっている時代も想定される。また、特定の知識・技能を生かし、プロジェクトごとに人材を雇い入れるジョブ型雇用も定着しているかもしれない。大学の国際規格に準拠したNFTによるデジタル証明書の発行もまた、数年後には当たり前の光景となっているだろう。 同大学変革センター長の伊藤穣一氏は、デジタルガ
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